HDR for OLYMPUS AIRは、オリンパス製オープンプラットフォームカメラOLYMPUS AIR A01に対応したHDR写真とHDR動画のブラケット画像素材撮影に特化したiOSアプリです。無料です。
従来の一眼レフカメラやカメラアプリでは、ブラケット撮影とインターバル撮影を組み合わせて撮影できるものがありませんでしたが、HDR for OLYMPUS AIRではそれを実現しました。
- AEブラケット撮影が可能
- インターバル撮影が可能
- JPG/RAWの選択が可能
上記3つの機能を組み合わせたHDR写真、HDR動画作成のための画像素材が撮影できます。OLYMPUS AIRが無いと使えません。このアプリでは、HDR写真合成やタイムラプス動画の生成は行えません。
ということで、初めて自分の名前でアプリ出してみました。
こちらがOPC for HDR OLYMPUS AIRで撮影したHDR動画のサンプル。飯田橋付近、北の丸公園付近で。
最初にお断りしておくと、私は一切のプログラミングをしていません。コンセプト策定とと仕様設計、画面設計は行いましたが、ほとんど全てを8 Prince AIR Workshopである某O社の藤さんと福谷さんに完全サポートいただきました。
前述のとおり、従来の一眼レフカメラやカメラアプリでは、ブラケット撮影とインターバル撮影を組み合わせて撮影できるものがなかったのです。
特殊なレリーズと組み合わせて挑戦しようと思えばできるのですが、レリーズ自体のカメラの相性&ブラケット撮影に対応しているかどうかの検証が到底面倒で無理。
そこで自分の作りたいものは「Hack & Make」で作れるように余白が残されているカメラ、OLYMPUS AIRでブラケット&レリーズを同時設定できるアプリが欲しいと思い続けておりましたが、このたび多大なるご協力を得ながらアプリをリリースすることができました!
OPC Hack & Make Projectの一環ですね。
撮影風景。
ちなみにこのアプリはHDR写真の合成、そしてタイムラプス動画の生成は行いません。
ひたすら素材を撮りためて、あとはPC側でバッチ処理をする前提です。
私は、Photomatix&Lightroomで自分の思い描いたとおりにHDR合成&現像をしたいのです。
Photomatixのバッチ処理の方法は、直接メディアファイルをソースファイルに選び、合成したい写真以外を「リストから取り除く」にし、各種設定を行い、あとはひたすら自動的にPhotomatixが合成作業してくれます。
次はLightroom現像。合成したHDR写真を読み込み一枚の写真を現像、そして、現像を行いたいHDR写真を選択し、その現像の設定を「同期」します。
そして最後は写真をつなぎ合わせるタイムラプス動画を「Olympus Viewer 3」で生成。
あとは音楽つけたり編集したければ、iMovieなど使って完成です。
HDR写真の作成については、私の本を買っていただくか、こちらのブログ記事をご参考に。
技術評論社
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OLYMPUS AIRを使って、HDR写真、動画素材を作りたいというニーズは、私含めて世界に数人しかいないんじゃないかと思うニッチさかもしれませんね!
OLYMPUS AIRがなければ、表紙画面しか出てこない、まったく使い物にならないアプリですが、とりあえずダウンロードだけしてくれると、少し私が嬉しいです。