結論から言うと、東京の店先で一目惚れした入荷待ちでそもそも5万円もする靴を、ドイツのアマゾンから半額で買えてしかも3日で届いたというお話です。
最近、旅行や普段履き用に、可愛いけど歩き続けても疲れなくて、丈夫で、踝まであるブーツを探し求めていました。
そんな中先週の土曜日の美容院の帰りに表参道を歩いてたら、たまたま通りかかったお店のショーウィンドウに飾られているブーツが目に止まりました。
Think!というオーストリアのコンフォートシューズのお店で、"美しい靴" と "履き心地の良い靴"、"自然環境に優しい靴"に優しい靴を目指しているブランドでした。
とりあえず吸い寄せられるようにその店に入り、試着させてもらう。
履き心地がすごく良いしサイズもぴったり。そしてすごく可愛い。柔らかい子羊の革、ソールは丈夫なラテックス、中はウールで素材もすごく良い。もう一目惚れ。超欲しい。超欲しい。
ただ50,400円もする。高ぇ...。靴の値段じゃないだろ。さすがに衝動買いはできません。
聞けば店にあるのはサンプルだけで、まだ入荷していないので予約を受け付けている状態、しかも私の欲しいサイズはラスト1足ですとのこと。
もちろんその場で予約などするはずがない。冷静になる必要があります。
頭を冷やしてスタバに入ってまずは手持ちのiPadで、その靴について検索をする必要が私にはありました。
原宿のスタバは混んでいて、明らかに10代の女子たちが複雑なフラペチーノのカスタマイズ呪文を唱えている脇で「アイスコーヒー、小さいの」と注文、本日のアイスコーヒーショートサイズをすすりながら、ブランド名とシリーズ名、型番を調べる。
いろんな検索かけ合わせ技を使い、いろいろ情報を突き止めていくと、どうやらこのブランドの靴は全世界で売っていて、Amazonでも売っているらしい。
ただし自分の欲しいシリーズは、ドイツのアマゾンでしか売ってないようだ。しかも199ユーロ(約2万円)。
すごい、半額以下!
でもドイツ語読めないし、そもそもドイツから日本に発送してくれるのだろうか...。
調べるとドイツのアマゾンからも日本への配送はできるけど、服や靴の類はケースバイケースらしい。
スタバでiPadからドイツのアマゾンにサインアップして購入を試みるにはさすがにハードル高かったので、家に帰ってパソコンから翌日チャレンジしてみます。
どうやらamazon.com(米国)、amazon.de(ドイツ)など、アメリカとヨーロッパのアマゾンはアカウントを共有しているそうなので、まずは分かりやすい英語のamazon.comの方からアカウント登録。あっさり登録できます。
次はamazon.deでお目当ての商品の購入手続き。
Googleの翻訳ツールバーで日本語に翻訳してもらいます。翻訳された変な日本語でも見慣れたAmazonのUIなので購入まで戸惑うことはほとんどありません。
日本までの配送はUPSで30ユーロ(約3000円)と、表示されている、ということは配送可能ということだ!
よっしゃー!ということで購入手続きへ。日本発行のVISAカードで普通に買えます。
オーダー確認メールの一部(翻訳されたもの)。
免税で167.98ユーロになったけど、関税が66.56ユーロかかって、送料で31.60 ユーロ、合計で266.14ユーロになりました。革製品の関税は高いらしく、30%相当かかるそうです。他の国は知りません。
約2万6千円くらい。それでも高いですが、私的には靴の値段としては許容範囲です。
なにより日本で買うより約半額ですから!
ワクワクしながら届くのを待つこと3日。もう届いた!早い!
(しかも自宅作業の水曜日に届いてラッキー)
UPSの配送履歴はこんな感じ。順調すぎてすごい。さすがドイツ人、仕事が早い(完全なる思い込み)。
ドイツから靴を個人輸入して3日で届くってすごいよね。
普通なら面倒くさすぎるはずの、免税とか関税前払いとか、全部Amazonで自動的に処理してくれるのも素晴らしい。
数年前だったらこういうの出来なかったんだろうな〜。
ということで、届いた!!うれしーーー!いや、いい買い物した。
ということで、アマゾンだったら個人輸入のハードルがすごく低かったよというお話でした。