世界で一番派手なもの、リオのカーニバルに行ってきました。
2月中旬に開催される、かの有名なリオのカーニバルには何が何でも行きたかったので、今回の世界一周旅行では「とにかく2月16日にはリオにいる!」ことを大前提に旅程を組みました。
今回行ったのは「チャンピオンパレード」という本戦ではないカーニバル。
リオのカーニバルは、1日だけで終わるものではなく、2000人〜4000人で構成される各チームが演奏、テーマ曲、踊り、衣装、山車と装飾などの点数を競い合うコンテストが数日にわたって開催され、その期間リオはお祭りモード。
チャンピオンパレードは本戦が終わった後の週末に行われるので少しだけ日程を先延ばしにできるし、上位6チームのみによる名誉パレードのようなものなので、応援する地元の人達の熱狂の渦の中で見れるわけではないけど、上質な(?)演目を落ち着いて見れるし、本戦よりチケットが安いので、観光としては充分です。
日本からインターネット経由で早々にチケットだけ手配済みでした。
カーニバルは夜の9時から朝まで夜通しやってます。
とったチケットはSECTOR 5で、会場の真ん中の方で混雑しているブースのチケット。
今回はもともとはSECTOR 7をとっていたですが、当日急遽ブラジルの友達も一緒に行く事になったので、チケットを返金して買い直しました。少なくてもチャンピオンパレードなら直前でもチケットはどうにかなるっぽい。セクター6とか8はまだまだ席に余裕ありそうでした。
チームの入場のたびに花火があがる。とにかく派手です。
1チーム4000人くらいいるそうです。いろんな趣向を凝らしたド派手な山車が進み、ド派手な衣装を着た大量の人々がド派手なサンバの音楽に合わせ、1チーム1時間ほど会場を練り歩くきます。
リオのカーニバルって、セクシーでド派手なサンバの衣装着たお姉さんがひたすら踊り狂うイメージがあったけど、そういうガチなサンバお姉さんは参加者の100人に1人もいなくて、おばさんからおじさんから子供までド派手な衣装を着てリズムに合わせて踊っているのが9割でした。
しかし総勢24000人くらいの、ギラギラ・ビカビカ・ドンチャカ・ドンチャカ、がひったすら夜通し続くわけです。
とにかく派手!派手!派手!エネルギッシュ!
地元の人達はお気に入りのチームが出てくるとわーっと応援して、サンバの曲と一緒に歌ってます。
ウユニ塩湖が自然が織りなす世界で一番美しい景色だとすれば、リオのカーニバルは人間が全力で織りなす世界一番派手なモノだろうと思いました。
派手すぎて、感動して涙ぐみました。
混雑した上の席からの定点的な写真しか撮れなかったのですが、その派手っぷりを後は写真でお伝えしていきます。
各優勝するため、様々なテーマで度肝を抜かれるような趣向を凝らした山車が出てきます。。これは「写真撮影禁止!のボディガード」がテーマの山車(だと思われる)。
プールの滑り台で延々人が滑っているという山車。
月に人が刺さっている、否、浮いているようなパフォーマンス。
ギンギラギンにさりなげなく男子も女子もパンイチ。
ゲイっぽい人たちが輪に入っている山車。
8時間ずっと混雑していて暑くてうるさい中にいるので、3〜4時間で疲れて帰っちゃうかもしれないとも思っていたのですが、各チーム、いろんなテーマで趣向を凝らしたパレードを見せてくれるので、飽きずに最後までいることができました。
しかし会場は暑い暑い!喉が乾いてしょうがない!
ビールに水にアイスにハンバーガーに、甲子園球場と同じような感じでその辺を売り歩く売り子のおっさんにどんだけお金を費やしたかわからない。
しっかし夢のようにド派手で熱くて最高に楽しい一夜でした。
日本じゃ考えられないけど、夜中の5時までお年寄りから子供まで、パレードを楽しみながら歌ったり踊ったりしていて、本当にこの国の人は明るくてエネルギッシュだと思いました。
リオのカーニバルは当然写真より、その場のド派手な迫力と熱気を感じて楽しんだ方がずっと楽しい!
真夏のリオはビーチも最高だし、またいつか必ず行きたい街のうちの一つです。
TIPS&雑記
- チケットの手配は個人で可能。事前にネット経由でしておくほうが無難です。チャンピオンパレードなら当日でも席は全然取れそうな雰囲気。私たちの場合、THE RIO CARNIVAL 2013 GUIDE: Programs, Venues, Tickets, Hotels and Costumesでチケットを事前に購入し、当日の17時までに指定されたチケットオフィスにピックアップしに行きました。何の問題もありませんでした。ここのオフィスでチケットを扱っていたり各種情報をもっていたりします。
- このサイト、リオのカーニバルに個人で行く方法 リオデジャネイロ格安情報を読んで勉強しました。
- 入場時の荷物チェックはほとんどありませんでした。会場は暑くて喉が乾いてしょうがないし、売り子が売る水やビールは高いので自分である程度持参するほうが良さそうです。
- トイレはちゃんとあるのであまり心配ありません。
- 帰りは朝帰りになります。帰りの足を確保しておきましょう。地下鉄は無いので、送迎バスを事前に予約しておくのが良さそうです。
私たちの場合は帰りの事を何も考えてなかったので、最寄り駅まで行く公共バスを手当たり次第探して乗りました。公共バスは走っていますので何番のバスに乗ればよいのか、事前に把握しておくのが良さそうです。タクシーも走っていますが全然つかまりません。帰りは全体に混雑していますが、すごく治安が悪い感じでもありませんが、安全というわけでもありません。 - リオのカーニバル期間中は宿が取りづらくなったり値段が高騰したりするそうです。事前に予約しておいたほうが良いそうです。(我々の場合は友人の家に泊まらせてもらったので詳しいことはわかりません...)