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間もなく社会に復帰してしまう焦りから、やれ今のうちに1人旅でも行こうと思い立ったところに手にした復興グルメ旅の本。
そうか、美味いもん食べるためだけに東北の被災地に行ってもいいのね!と目からウロコ。
仙台に住むお母さんにも会いに行けるし、乗り鉄に徹せるし、いろんな目的も同時に果たせるのも良いじゃないと、勢いで仙台に向かったのでした。

復興グルメ旅
復興グルメ取材班 佐藤尚之
日経BP社
売り上げランキング: 58,563

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私の復興グルメ旅(塩釜 - 南三陸 - 福島)

   

201307/14

  
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間もなく社会に復帰してしまう焦りから、やれ今のうちに1人旅でも行こうと思い立ったところに手にした復興グルメ旅の本。
そうか、美味いもん食べるためだけに東北の被災地に行ってもいいのね!と目からウロコ。
仙台に住むお母さんにも会いに行けるし、乗り鉄に徹せるし、いろんな目的も同時に果たせるのも良いじゃないと、勢いで仙台に向かったのでした。

復興グルメ旅
復興グルメ取材班 佐藤尚之
日経BP社
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夕方に仙台着、早速仙台で買い物していたお母さんと仙石線にのって約20分、本塩竈の「鮨しらはた」へ。
復興グルメ旅の本で紹介されていたのは姉妹店の「すし哲」でしたが、生憎の定休日。でも「しらはた」は同じネタで同じ内容・値段で美味しいお寿司を頂けるので無問題。


とっても美味しかった。
お皿に並べられた新鮮なネタのお寿司を「どれから食べようかな」とワクワクしながら食べる高揚感。
ああ、美味しいお寿司を食べれて嬉しい満足感。
仙台からも電車ですぐ来れるのでまた来よう。でも仙台のS-PALの中にも同じお店が入ってるそうです。


さて翌日は朝早めの時間からぐるっと乗り鉄&復興グルメ旅!
ルートはこんな感じ。

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8:30 仙台駅出発(東北本線)。
実家のある駅から仙山線で来たのですが、10分遅れたため、乗るはずの電車に乗れず。そして旅のしょっぱなから2時間ビハインド。
田舎の電車の本数の少なさを舐めるとこうなるよ!

9:16 小牛田駅着。9:27発(石巻線)。
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石巻線に乗り換えます。
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超ローカル線。
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9:27 前谷地駅着。
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自販機とベンチしかない駅。ここで次の電車が来るまで1時間半...。ここで大人のリカバリープラン=タクシー!
駅からタクシー会社に電話するも「石巻から行くから30分以上かかります」言われ、それじゃ乗りたい電車に乗れないので諦めて待つことにしたら、なんと奇跡のタクシーが来た。
私は、迷うこと無く、乗った、タクシーに、吸い込まれるように。


タクシーで30分弱、柳津駅到着。約5000円。
ここで5000円払うのが正しい判断かは人それぞれよね...うん。

10:38 柳津駅発。
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柳津駅からは「BRT」、今も復旧していない気仙沼線の代替交通手段としてバスが運行しています。
これに乗って南三陸の志津川駅まで行きます。乗客は私1人。

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BRTの車窓からは今も残る震災の爪痕が感じられます。

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被災した南三陸町役場防災庁舎。

11:07 志津川駅着。
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この駅を降りてすぐ、仮設店舗だけの商店街、南三陸さんさん商店街があります。

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南三陸さんさん商店街にはなんと、2013年5月にチリのイースター島から送られてきたばかりの本物のモアイがいるそうです。
イースター島のモアイ、大英博物館のモアイ、香川県の女木島にあるモアイ(レプリカ)と、世界のモアイを拝んできたモアイフリークとしては、この南三陸に現れたニューモアイとのご対面は、この旅の目的のひとつでもありました。

そして駐車場の端に取り敢えず置かれた、モアちゃんにご対面!!!
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いくら平日の午前中で観光客が少ないとは言え、モアちゃんを気に留めているのは私だけ!
ああ、モアちゃん、まったく相変わらず神妙な顔つきだ。さんざんモアちゃんを眺め倒した後はお楽しみの南三陸のウニ丼食べちゃうよ。

季節料理志のやの天然のウニがどっさりの「キラキラ丼!」

まるごと一匹の穴子天丼を豪快にかっこむ、南三陸「季節料理 志のや」 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉


口いっぱいに広がるウニの味。ああ至福。あっという間に平らげちゃった!
これぞグルメ旅ね〜!!

さて、せっかちな私は1時間で南三陸さんさん商店街を後にし、BRTで気仙沼に向かいます。
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車窓からの風景。
この日は6月末なのにとっても寒い日でした。

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線路かな?(誰か教えてください)

13:37 気仙沼到着。14:20発(大船渡線)。
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平日の気仙沼は交通手段が無い&徒歩圏内で行くところが何にも無い...。
ということで、駅前のホテルの喫茶店でコーヒー飲んで、フカヒレスープだけ買って、そうそうに次の電車へ。
もう乗り鉄モード全開です。

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大船渡線(ローカル線)で一関まで。

15:38 一関到着。15:53発(新幹線)。
ここで特技、切符なくす発動。駅員さんは許してくれました。

ここから一気に新幹線で仙台へ。最初の出発点に戻るの巻。普通に考えたらただの無駄な移動。だがしかし、電車で移動することそのものが旅の目的なので何の問題もありません。

16:24仙台着。16:43発(東北本線)。

17:10 槻木駅着。17:26発(阿武隈急行)。
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第三セクター、景色が楽しくて有名なローカル線、阿武隈急行線で福島駅まで行きます!
もう夕方で暗く天気も良くなかったので車窓を存分に楽しめた感じではなかったけど、すっごく良い電車だった。若い車掌さん、訛ってたなあ〜(萌)。

18:51 福島駅着。
復興グルメ旅のラストは福島駅近くの焼鳥屋、「鶏けん」。

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朝締めた福島の伊達鶏を炭火焼にした美味しい焼き鳥を頂きました。
焼き鳥はすっごい美味しかった。お肉がはちきれる感じの食感。どの部位を食べても新鮮さがわかる美味しさ。
でも、実は1人で地方の焼き鳥屋のカウンターで1人で飲むとかいうシチュエーション、超絶苦手です。
美味しい焼き鳥とっとと食って帰りたい一心だったけど、頑張った。隣のお兄さんに話しかけられるとか、復興グルメ旅の編集者がわざわざ店長に電話してくれたせいで、話しかけられるとかいろいろあったけど、頑張りました。


20:30くらいの新幹線に乗って東京に戻りました。

素晴らしい復興グルメ旅でした。この素晴らしいルートを敢行できた自分に乾杯です。

でも、この復興グルメ旅の旅路、一般の人にはあまりオススメできないですね(笑)
平日の電車をこんなに無駄に乗り回すのは時間とお金がかかる一方だし(週末お得きっぷが使えない)、駅での滞在はものすごく短くて、旅の大半はほとんど移動しているだけですからね。
乗り鉄ならオススメです。

復興グルメ旅
復興グルメ旅
posted with amazlet at 13.07.14
復興グルメ取材班 佐藤尚之
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