Helsinki Day 3, アーティスト達が住む芸術の村、フィスカルス(FISKARS)村

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フィンランド3日目。アーティスト村として有名なフィスカルス村に行ってきました。

ヘルシンキから西へ約80-90km、車で1時間ちょっとのところに、人口600人、だけど観光客が年に10万人訪れるという、アーティストが多く住み、最先端のアートやクラフトを発信する芸術の村として有名なフィスカルス村があります。

フィスカルス村は、1600年代、「FISKARS」のはさみで有名なFISKARS社の製鉄所が設立され、戦前までは、村自体がFISKALS社の施設であり、社員の住宅やお店や学校や病院が一体となって、企業の村として繁栄してきました。

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FISKARSのはさみ

しかし1980年代には、住民もなくなり「廃虚」のような村になっていましたが、森や湖や川の美しい風景の中にポツンと残された建物と土地は、手ごろな価格で売り出され、その「物件」に、アーチスト達が目を付けたのが今のフィスカルス村のはじまりです。
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フィスカルスの歴史について案内してくれた、ハイパーおばあちゃんのピルッコさん

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現在ではアーティストを含む600人の人が住み、アーティストは古い建物をいかして、それぞれの工房を構え、ジャンルを超えた協同組合を組織しています。

組合メンバーの作品が展示販売されているONOMAショップを訪れ、そこには、
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素敵な陶磁器や、

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綺麗なガラスの作品、

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この陶磁器もスタイリッシュで素敵だっけど、

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薄くて軽いセラミック素材で、マーブル柄のかわいい形をしたこのマグカップを自分たち用に買いました。

他にも服やバッグや家具や、ランプや紙の作品など、様々なアーティストによる様々なジャンルのアート作品が売られていました。

フィスカルス村ではアーティストの工房でワークショップを受けることもできます。
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私たちは、鉄を使ったアートを創りだすブラック・スミスさんの工房で簡単な鉄のスプーンを作らせてもらいました。
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明らかに下手そうな手つきでこんなスプーンを作りましたよっと。
誰でも作れるように非常に簡単なワークショップになっているのだけど、かっこいいスプーン作っちゃった!
一生の思い出にする!

他にも、
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「紙」のアーティストの工房や、
(このアーティストの方は日本の京都に住んで和紙の作り方の指南を受けたらしい)

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キャンドルのアーティストの工房、他にはガラス工房でコップを作るワークショップなんかもあるそうです。

こんな感じでアーティストの作品をじっくり見て買い物したり、ワークショップで作品作りにチャレンジしたりして過ごし、ランチはフィスカルス村唯一ホテルの中にあるレストラン、Fiskars Wärdshusにて。
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食器が全部ittara!素敵すぎるー!
(FISKARSにはittaraのアウトレットショップもあります)

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ittaraの透明のお皿に盛られた4種の前菜。

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メインの白身魚の料理、ポテトのピューレと。

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フィスカルスのりんごの焼いたやつと、マスカルポーネチーズのアイス。

ここのレストランが、これまでフィンランドで食べた中で一番美味しかった!
(フィンランド滞在3日しかしてないけどw)

フィスカルス村の、木漏れ日が差すのどかな風景もすごく良い。
ここに住んで毎日ゆったり過ごしたい。
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FISKARSのミュージアムとショップもあるよ。

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疲れたらチョコレートショップでコーヒーと甘いチョコを。

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こんな素敵な感じ!

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今回FISKARSを案内してくれた、ヨッタさん。
すごく良い方でした。
ヘルシンキでの都会生活に疲れてフィスカルスで働くようになったらしい。いいなあ。
(ヘルシンキがストレスフルって言ってたけど、東京に暮らす私たちは一体…)

帰りはフィスカルス村の最寄り駅まで送ってもらって電車でヘルシンキまで。
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フィスカルス村、すごく良かった!
村の風景は、小説に出てきそうな「これぞ美しいヨーロッパの村」な感じで、木漏れ日と川のせせらぎと森と湖、その中に建つ古くて美しい建物。
その中にアーティストたちがマイペースに過ごしながら作品を作っていて、もう全てがシャレオツ過ぎて、私なんか居た堪れないくらいよ!

今回の旅はEUのプロジェクトを通したブロガー取材旅行なので、車の送り迎えや電車のチケットの手配、ガイドの手配や食事から、何から何まで、とにかくアレンジが完璧で至れり尽せりで感謝、感謝です。


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この記事について

このページは、mayumineが2011年9月11日 21:26に書いた記事です。

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