ボリビアの事実上の首都・ラパスに来ました。
ラ・パスはプーノからの約10時間のバスで到着し、2泊してウユニ塩湖へ。
ウユニから帰って来てさらに2泊し、計4泊ほど滞在していました。
ラ・パスの街並みはすり鉢上になっていて、上に行けば行くほど貧乏人が住み、下に行けば行くほど金持ちが住んでいるのだとか。下の中心部は、山の厳しい風から守られているんだとか。へえ。
ボリビアは南米最貧国で、国民の平均年収1200ドル、国民の半分以上が18歳以下。現住民であるインディヘナの割合も半数以上と、南米らしさが色濃く残る国でもあります。
ペルーに比べて急激に物価が下がります。
土産物屋がたくさん並ぶ、ラ・パスの通称「魔女通り」。ボリビアは物価安いし珍しくて可愛いものがたくさん売ってたのでお土産をいろいろ買いました。
どこを歩くにも坂だらけ、はあはあ疲れます。標高も高い場所にあるので(3650m)、寒暖の差も激しく疲れやすい。
ペルーのクスコからずーっと高地を旅してて、高地には慣れて来ているものの、体調は常に中の下といった感じです。
道ばたのいたるところにインディヘナのおばあちゃんが何かを売っている。よく子供なのか孫なのか、小さい子供も一緒にいるんだけど、母親・父親はどこかで働いているのかな?そしておばあちゃんは重い荷物を持ってどこから来てどこへ帰るの?とずっと不思議でした。
インディヘナの女性は後ろ髪を長いおさげにしています。
そして、よーく見ると有名な(?)、リャマの胎児のミイラがそこら中に売ってます。よくわからない怪しい薬草もそこら中に売っています。
呪術とかに使うらしいですが...、なに、なんなの、呪術って!? 怖すぎる!
南米の街には必ずある、街の中心部の荘厳なカトリック教会。サンフランシスコ教会です。
ラ・パスを見渡す限り、壁のように張り付いている家、家、家。
こういう光景はラ・パスならではなのだろうと思います。
基本、家の作りはボロい。
街の至る所に描かれたグラフィティ。
このおっさんがやっているボリビアサンドの露店が他のどの店よりも美味しそうだった。実際にすごく美味しくて何度か通いました。1つ70円位で安かったしね!
ラ・パスの日本人旅行者に有名な日本食屋、けんちゃんにも行きました。
現地に暮らす日本人から、ウユニに行く日本人、帰ってくる日本人、見事に日本人だらけ!
正直お味は東京に比べると全然なんだけど、それでも餃子が最高に美味しく感じられました。
ムリリョ広場の鳩、多過ぎ、キモ過ぎワロタ。
餌なんかもってると、すごい勢いで体に乗ってくる。キモい!図々しい!
鳥嫌いの人は失神するレベル。
すり鉢上のラ・パスの街の夜景は、高い所から見下ろすのではなく、低い場所から見上げるのです。
ラパスの中心地にいると、360度が街頭や家の明かりでキラキラしていて美しく不思議な光景を楽しめます。
ウユニから帰ってくると、ラ・パスでもちょうどカーニバル真っ最中。ミスボリビアっぽいお姉様と写真撮ってもらったり。
ウユニのカーニバルでは水かけらたり、泡かけられたり、散々な目にあったのでラ・パスでも警戒していたのですが、ラ・パスの人たちの方がまだ大人だったのでしょうかw、ほとんど被害は被らずに済みました。
パレードで練り歩くひとたち。街の人々は本当に楽しそう!
普段は道ばたに座り込んで無表情に何かを売っているインディヘナのおばあちゃんたちが、このカーニバルの日はビール飲みながら大騒ぎしながら音楽に合わせて踊りまくってました!ちょっとびっくり。
あのおばあちゃんたちも飲んで笑って踊るんだ!こっちも楽しくなっちゃう。
歩いてるだけでそこら中の酔っぱらいからスペイン語で声かけられビールをおごってもらったりしました。ほろ酔いでとても楽しい気分になります。
※カーニバルの混沌に乗じてスリが多いらしいのでいつも以上に気をつけた方がいいです。我々はほぼ手ぶらで歩いてました。
ホテルが写真の通りの超賑やかで庶民的な場所のど真ん中にあったので、カーニバル期間中は朝から晩までずっと音楽が鳴り止まず(しかも演奏ど下手w)、騒々しくもありましたが、カーニバル気分を味わえて楽しかったです。うるさいのは気にならず眠れるタイプです。
しかし道ばたはゴミだらけw
祭りの後。
ラ・パスは昔ながらの生活をしている人がたくさん暮らす、混沌としたダイナミズムを感じる街でとても面白かったです。
特に観光しなくても、ただそこにいて人や野良犬を観察しているだけで、いろんなドラマを想像したりできて飽きません。
ボリビアは住みたくないけど、旅して楽しい国、そんな感じです。
次はチリのサンティアゴに少しだけ滞在してブラジルに向かいます。
泊まった宿
リーズナブルでロケーションが楽しい、良い宿 - ホテル ミルトンの口コミ 【トリップアドバイザー】
安くて、露店がやたら立ち並ぶ超庶民的なエリアのど真ん中にあって面白い宿でした。