私が今、会社からの距離7km以内に住んでいて通勤に悩んでいる女性にたった一つアドバイスをするとしたら、「電動自転車を一刻も早く手に入れること」と言うでしょう。
実際、私が「電動自転車」、英語にすると「Dendo Jitensha」、すなわち電気の力を借りて移動を始めたその時から、私の世界はドラマティックに変わりはじめました。
(勝間和代 - 「断る力」風に)
電動自転車なんておばさんくさい、流行ってるのはかっこいいスポーツバイクでしょう、と思っている方、たくさんいると思うのです。
でも電動の何が悪い。
移動のための利便性だけを考えたら圧倒的に電動自転車が便利である。
坂道スイスイである。こぎだしスイスイである。
坂道だったらガチでスポーツバイク乗ってるような人も「ヘヘヘヘイ!」という感じで追い越せちゃうのである。
そしてエコなのである。
そう、今流行りの「エコ」!みんな大好き「ECO」!(電動自転車もエコポイント対象商品にすればいいのに)
そして電気の力を借りてスイスイと、風をきりながらのサイクリングは中々に気持ち良いのである。
女子でも電気の力を借りれば、山手線圏内くらいなら余裕で自転車移動できます。
むしろ入り組んだ都心の地下鉄で乗り換えして遠回りするよりは、自転車で直線距離を走った方がよっぽど速かったりする。
私は会社まで直線距離5kmくらいなのですが、電車で行くと乗り換えやら会社と駅の距離が遠いやらで50分かかるところを、自転車だとだいたい25分で着きます。
ということで、電動自転車通勤を初めて1年半(そんなに長くない・・)の私が満を持して(誰も待っていない)電動自転車の魅力を紹介します。
これが私の愛チャリですよ。
1年半前に、ネットで調べ尽くして一番安いところで買いました。
パナソニックの「カジュアルビビ」(もうこれは生産されてないっぽい)。54000円くらいでした。
バッテリーは取り外しできて、家にある充電器で充電します。
どのくらい走れるの?
最近の電動自転車はものすごく進化しているようです。2008年12月の道路交通法改正でより強いアシスト力が認められるようになり、各社からそれに対応した新型が発売されていて、電池や回路の進化で走行距離も伸びている、とのこと。
R25のこの記事によると、
結果『電動アシスト自転車で行けるところまでいったら』は、日本橋から箱根まで、距離にして101.9km走行できた。箱根峠ほどの坂がなければもっといけたハズと思うと少し悔しい。 とはいえ、素人でも自転車で東京から箱根まで来られるなんて、電動アシスト自転車恐るべし。うーん、本気で購入考えちゃうな。
まじですか。すごすぎです。
ここまでとはいかなくても、最近の電動自転車は少なくても40km以上走れるのが多いみたいですね。
私の自転車は15kmが限界だというのに・・。ううう。
オススメの車種
パナソニックとかヤマハとかブリジストンとかサンヨーなど、国産の聞いた事あるメーカーが良いと思います。格安で聞いた事無いメーカーも沢山あるのですが、バッテリーの替えやサポートなどを考えると信頼出来るメーカーが良いのでは、と。
私のパナソニックの自転車は近所の自転車で修理できたので良かったです。
オススメ、というか私が欲しい!(誰か買って~)と思っているものをご紹介します。
ヤマハのPAS Brace L (パス ブレイス L)
先ほどのR25の記事でも紹介されていた、ヤマハのPAS Brace L (パス ブレイス L)。
12~15万位で売られています。
カラーは3色で、下記の赤いのとかかっこいいよね・・。
箱根まで行けちゃんだぜ・・。超欲すぃぃ!
サンヨーのエネループバイクシリーズ
走りながら充電できちゃう、電動自転車にエネループのテクノロジーがつまったエネループバイクシリーズ!
以下のスタイリッシュモデルはオートモードで53km走れるんだって。しかも今現在のamazon、76800円って書いてある。安いな・・・クソッッ
パナソニックのA girl's か、オフタイム
パナソニックのユーザーとしては見逃せません。
A.girl's(エーガールズ)は、まさに女の子向けのラブリーピングな自転車。こんなかわいい自転車に乗ってたら、姫扱いでみんな道を空けてくれるかもしれません。
小径タイプだとオフタイムがかわいい。
完全に自分の好みで選びましたよ・・。ふふふ。
自転車走行時のマナー
基本的には車道の左側を走る、ということになっていますが、やむ負えない場合は歩道を走っても大丈夫です。
歩行者の邪魔になるので基本は車道を走れ、ということだと思いますが、都合よく解釈すると、自動車が邪魔なら歩道へ、歩行者が邪魔なら車道へ、と、走りやすいほうを選択しつつ走ることができます。
しかしながら歩行者は突然立ち止まったり、なんか斜めに歩いてたり、「読めない」行動が多いので歩道は怖いし、歩道はでこぼこしてて走りにくいので、自転車は車道を走ったほうが快適だと思います。
※道交法はこのようになっています。
○ 車道等の状況に照らして自転車の通行の安全を確保するため、歩道を通行することがやむを得ないと認められる場合。
ただし、警察官等が歩行者の安全を確保するために必要があると認めて歩道を通行してはならない旨を指示したときは歩道を通行することはできません。
でもタクシーだけは気をつけよう!タクシーの動きは想像を超えてくるからね。
あと、ヘッドフォンは基本的にだめ!(おまわりさんに見つかってもスルーしてくれること多いけど。ボソリ)
あと、飲酒運転はだめ!(危ないからね)
夜間はライトをつけようね!
自転車保険は大事
自動車保険には必ず入るように、自転車を生活の移動手段として多用している人は入っておくべきだと思います。
個人賠償保険に入ってたおかげで、20万の弁償金請求を乗り切れた人を知ってます。
(道に停めておいた自転車をうっかり倒してしまい、たまたまそこに停車していた高級車にぶつかって傷がつき、逃げる間もなく運転手が出てきて、そのまま示談へ、その高級車はどこぞの社長が乗る運転手つきの車で、特殊なコーティングをしているがために、傷の修理費は20万かかるので弁償してください、という怖い話)
「自転車保険」というものは損保ジャパンなどには存在はしているのですが、来年にはなくなる保険商品だそうで、「自転車保険」は自転車事故のみにしか対応できないので、より柔軟な普通の「傷害保険+個人賠償保険」の方が良いということでした。
私は損保ジャパンの「傷害保険+個人賠償保険」に加入で年7000円くらい。(下から2番目くらいのプランですけど)。
万が一怪我をしても、さっきの怖い話みたいに「弁償しろ!」という事態になっても大丈夫ということで、安いものですね。(さらに海外旅行に行ってカメラ盗まれたとか、そういうケースでも保険がきくし!)
詳しくはAll aboutに、自転車保険はどこで加入すればいいのか?という記事があります。
まとめ
電動自転車のメリット。
- 坂道スイスイ、もちろん平坦な道もスイスイで楽しい。
- エコ。
- 良い運動にもなる。(ジムのエアロバイク漕いでると思うとなんだか得な気持ちになる)
- ぶっちゃけバスより早く移動できる。
- サイクリングは楽しい。
- いつでもどこでも、最短距離。
- ヒール履いてもかかとがつぶれない。
- 近所の行動範囲が圧倒的に広がる
電動自転車のデメリット。
- 電池なくなると悲惨。(車体が重過ぎる)
- 雨降ると悲惨。
- 自転車の置き場に悩む。(特に通勤場所)
- 方向音痴は大変。
道交法の改正のおかげで、最近の電動自転車はハンパなさそうです。
電動自転車はダサい、という固定観念は捨てて、若者も堂々と乗っちゃえば良いと思うんだ。
私も買い換えたい。