各所で話題になってるダイソン初の美容家電となるヘヤドライヤー「Dyson Super Sonic」。
使って3日だけど、毎日髪の毛乾かすの楽しい。
今回モニター品として手にする機会を頂いたのでした。
箱もかっこいい!でも箱は捨てた。
だって、このドライヤーは気に入ったからどこにも売らない、そう決めたから。
ジェームズ ダイソンがデザインしたレザーボックスです。ダイソン自ら、革から色から耐久性から、縫い目、糸の量、色、種類、留金のデザインに対してもリサーチとデザインを行ったそうです。
ケースはこんな感じ。(開封済みのものにまたドライヤー入れている)
高級感あるケースは、ドライヤー以外の何かも入れたい。旅行の時はこのままスーツケースとかに入れても素敵なんだろうな。
中身は全部でこんな感じ。
・本体
・ノズル3種
ースムージングノズル(少し太いノズル、手ぐしでも乾かす)
ースタイリングコンセントレーター(細いノズル、ブラシを使ったブロー用)
ーディフューザー(でかいノズル、カールやパーマの髪に)
・滑り止めマット
デザインはご存知、真ん中に穴が空いてて、ヘッドが小さい斬新なデザイン。
ヘッド部分の2つのボタンから、風量を3段階、温度も3段階コントロール可能です。
また本体部分のボタンで、ホット/クールを調節。
実際に今まで使ってたドライヤーと比較してみます。
今まで使ってた日立のマイナスイオンドライヤー HD-N5610。
2013年に購入、当時でも1万円くらいして、1.8m3/hと、大風量を謳ってたやつなので、それなりにいいやつのはず。
髪量少ないショートヘアーですが、だいたい5分で完全に乾きました。
そしてダイソンのドライヤーで乾かしてみます。
風量は2.4m3/hと、数値では圧倒的に優っている。
だいたい4分15秒で乾きました。
比較してみると大差あるようでないような。
長い髪の毛の方ならもっと顕著に差がでるかもしれませんね。
でも体感の風量としては圧倒的に違いました。
3日間毎日楽しく使ってみての実感としては、
・風量すごい。それは体感してみるとわかる
・静か。普通のドライヤーは使っている時周りの音が一切聞こえないんだけど、ダイソンのは空気が集中してるのかなんなのか、周りの音が聞こえる
・軽く感じるけど決して軽くはない。ダイソンは618g。前のドライヤーの方が軽い(500g位)けど、ヘッド部分が重くないので、軽く感じるのはわかる
・熱くない。熱風より風の強さで一気に乾かす感じ。だから髪の毛にダメージがないということか。
・髪の毛がすごくまとまる(気がする)
・抜け毛が減っている(気がする)
あと発見したのが、風呂あがりに全身ダイソンのドライヤーで乾かすとタオル要らず!(笑)
いや、実際はタオル使ったほうが速いですよ。でも、すごい風量で体についた水滴をふっ飛ばしながら乾かし、それはもう、体の肉が風になびくほどで、なんだか楽しい。この行為がエコなのかなんなのかはよくわからないけど、これから夏になるにつれて、風呂あがりはダイソンの風を浴びて乾かしたほうが気持ちよさそうなのは間違い無さそうなので、しばらくやってみようかと思う(笑)
あと、オン/オフ時のキュルル〜って感じの音もすごいイケてる。
でも値段が45,000円って、ドライヤーとしては信じられないような値段です。(ジェームズがデザインしたケース付きモデルは59,400円)
多分これは、一般消費者向けには作られていない。美容にお金をかけるファッション関係の人や、プロのための製品です。
でも一般人が手にしたとしても、最高に機能的でクールなドライヤーで、気に入ることは間違いないと思う。
ちょこちょこ呼んでいただいているダイソンの新作発表会。
今回のドライヤーの発表会もお邪魔させていただいた関係で今回もドライヤーを手にさせていただいているわけですが、今回はいつもの電化製品発表会とは明らかに呼ばれている客層が違ったのでした。普段はもっとこう、家電系の記者さん、ブロガーさん、TV取材のクルーなど、いうなれば、おっさん多かったんだけど、今回は芸能人や読モっぽい人など、明らかにファッション業界のインフルエンサーが集まっておりました。
実際に会場にきた「インフルエンサー」にはダイソンのドライヤーの大盤振る舞いが。「ぜひ感想をSNSなどでシェアして欲しい」と手紙が添えられていました。まあ、ドライヤー原価安そうだし。壮大なインフルエンサーマーケティング。それだけ製品に自信がある証拠。
ジェームズ・ダイソン自らが今回のドライヤーについて、丁寧に説明してくれます。
このドライヤーひとつに、
- 開発に約95億円を投資
- 研究、設計、開発のための専用の最新毛髪研究所を整備
- 全長1,625km 分の人毛を実験に使用
- 600機のプロトタイプを製作
- 4年の開発期間
- 103名のエンジニア
を費やしていたとか。もう、モノづくりのスケールが全然違う。
こないだ電通のスタートアップが作ったスマートキー「246(ニーヨンロック)」が悲惨な終了の仕方をしていて(会社のカメラ棚に導入していた)、これはひどいIoTだなという話なわけですが、もう、ダイソンの圧倒的なモノづくり力。
その辺のスタートアップが仮に「IoTドライヤー」とか作っても、そりゃ太刀打ちできまへん。
なんかこういう、人毛を乾かすテストのロボット作ってひたすら実験してたらしい。
プロトタイプ達。
実際に髪の毛ブローしてもらったりもしました。
ドライヤーという、数十年もずっと同じ形状で仕組みも変わらない、イノベーションも無かったレッドオーシャン的な市場に対して、ダイソンは、巨額の投資をして、形状から仕組みから全く違うアプローチでゼロから開発して完成させて盛大に披露。これぞイノベーティブ。それだけでやっぱ「ダイソンすげー」と拍手を送りたい。
発表会の様子は同じ時間にきていた941さんのが詳しいですし、
テクノロジー的な見解を含めたレビューは、ちゃんとしたメディアのが詳しいですし、
岩佐さんの記事は控えめに言っても最高だった。(本当に身につまされる話)
実際のプロの美容師さんが購入したレビューも良かったです。
そして一番詳しくて、商品も買える公式サイトは以下より。