退廃的な瓦礫の山、これまで過ごしてきた人々の意思を受け継ぎながら新しい空間に塗り替える

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ロフトワークの京都オフィスがが夏〜秋に移転するのだけれど、その絶賛リノベ解体中の新オフィスに足を運んだ。
京都五条にある、築100年を超え、もともとは明治時代に印刷工場として使われていた、大きな3階建の古民家を改装して、コワーキングスペースにもなる、今までにない新しい形態のオフィスをつくろう!と京都メンバーが今いろいろ進めているところ。

烏丸から五条へ | GOJO GRAFFITI by loftwork

ちょうど絶賛解体作業中。瓦礫の山!HDRフォトグラファー的にはたまらない被写体だった。思いがけない誤算!完全にHDRハンターモードで写真を撮る。

gojo02.jpg ブルーのタイルの瓦礫の山、斜めに立てかけられたはしご、むき出しの壁、無作為に剥がれた天井、古民家らしい漆喰の柱。


gojo09.jpg 天井が抜かれた2階から下を覗いてみる。この建物がこの状態である瞬間に立ち会えて幸運。

gojo22.jpg 意図と意志をもって破壊された築100年の建物の中。
ここが改装されたらどれだけかっこいい場所になるのだろう!

gojo21.jpg この瓦礫や粉塵ですら、歴史があって、意志が感じられる。美しいとおもう。

gojo07.jpg 竹の構造に土みたいのが塗られている?建築のことはよくわからないけど、こんな構造の建物は滅多に無いって今回新しい京都オフィスを設計してくれる建築家の佐野さんは言っていた。

gojo06.jpg この石の壁もやばいかっこいい。このまま残して欲しい。

gojo04.jpg 奥はレンガの壁、左は土の壁、右は鉄筋、床は木、ああ、この抜け感!
この子供用の椅子がいい味出してる。かっこいい...(惚れ惚れ)。

gojo24.jpg 3階は古民家らしさが残る。人が住んでた匂いを感じる。

gojo23.jpg 無造作に置かれた古びた時計は、これはきっとわざとに違いない。

gojo98.jpg 今回、瓦礫の退廃的な雰囲気をHDRの明瞭さで表現するのが気に入ってしまった。

gojo20.jpg 私はこの瓦礫に何も手を加えていないのに、なんだかアーティスティックに、有機的に配置されてるように見えた。

gojo11.jpg なんだかよくわからない銅の部品の錆びた無機質な感じ、薄いブルーの割れたガラスの質感、その上に舞い散る木の屑。
様々な素材があって、これぞ私が最近追求してるMATERIAL HDRのテーマにぴったりで、密かに興奮してた。

gojo17.jpg ガラス!ああ、割れた青いガラス!
今回諸事情で会社で借りてるOLYMPUS OM-D E-M5 Mark IIで撮影。またα7とは違う色が作れて楽しい。
のだけど、解像度とISOが足りないと思う時もある。

gojo19.jpg お疲れ様です。

新しいクリエイティブな空間を作るために必要な解体作業。
それまで息づいていた、そこに過ごしていた人々の意思を塗り替えていく作業。
風景だけ見れば古民家の退廃的な瓦礫の山でしかない(これはこれですっごい萌えるんだけど)のだけれど、この風景の次には、今まで過ごしてきた人々の意思を受け継ぎながら新しい空間が出来上がっていく。

新しい京都オフィス、楽しみだなあ!


ロフトワーク烏丸オフィスは、2015年中に五条通り沿いの一軒家をリノベーションして移転します |2015 |ニュース |株式会社ロフトワーク

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この記事について

このページは、mayumineが2015年7月20日 10:18に書いた記事です。

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