HDR写真とは1枚の画像の中の白とびや黒つぶれを無くして、暗いところと明るいところの階調を同時に残し、カメラのダイナミックレンジの狭さを補う写真技法、だから風景写真にHDRは向いています...なんてことを自著「HDR写真魔法のかけ方レシピ」で散々説明していたし、作例の写真もほとんど風景でした。
でも被写体のダイナミックレンジを広げて、自然物人工物の「質感」を引き出す写真をHDRの技法で表現できないかな、なんて最近考えています。
風景のHDR写真は最高にカッコイイと思っているけど、なぜか印刷して飾りたい感じではないの。
質感を表現できそうな被写体ってなんだろう。
ニューヨークのスーパー「人工物」が整然と並べられた景色。
袋の質感や箱の質感が出てるような出てないような。
こういう整然と繰り返しなイメージが良い気がする。
キラキラした葉っぱの質感。
落ち葉の質感。
竹の質感。
葉っぱと、ちょっとだけ人工物の質感。
なんか葉っぱだらけになってしまう...。他にも「質感」ある被写体を探し求めているところです。
イメージは、パワポのスライドの背景に使われるような感じ、というか、印刷して飾れる写真が欲しい。
というのを先日出張&合宿して泊まった京都のkumagusukuにあった木に印刷された風景写真の作品を見て、「これ、HDR写真をUVプリントしてもかなりいけるんじゃ?」と触発されたのがきっかけ。