Adobeの中の方にお誘い頂き、鉄道がそこそこ好きでLightroomも好きな私は『伊藤カメラマンと行く「鉄道写真教室」at いすみ鉄道』に行ってきました。
・キハ52をはじめとするいすみ鉄道の列車を,複数の撮影地で撮影します.本誌契約カメラマン・伊藤久巳のレクチャー付きです.
・いすみ鉄道国吉駅では,通常は立ち入れない場所から特別にキハ30を入れたカットを撮影できます.
・昼食はキハ30車内を予定.また,同車のドア開閉や車内アナウンス体験のチャンスも!
・撮影終了後,アドビの写真編集ソフト「Photoshop Lightroom」の担当者が活用術を直々に伝授.撮影したばかりのいすみ鉄道列車の写真を使って,Photoshop Lightroomのスムーズで直感的な編集作業を体験いただけます.
『伊藤カメラマンと行く「鉄道写真教室」at いすみ鉄道』参加者募集
という内容。やばい、本気だ!
鉄道は昔からそこそこ好きで、どちらかというと路線図好きの乗り鉄で、鉄道の写真を撮るのは好きだけど、ポジション取りまでしてガチ撮りはしない種類の、にわか系鉄道ファンです。
ようし、頑張るぞ!
だから頑張って早起きしたけど、7:00羽田空港集合に10分遅刻して気まずくバスに乗り込みレッツゴー!
アクアラインを渡って千葉に渡り、気がつけば房総半島のだいたい真ん中、いすみ鉄道国吉駅に到着。
黄色いいすみ鉄道の車両と、とオレンジの肌色のいすみ鉄道の車両が並んでいて、普段入れない草むらの中で好きなだけ電車を撮って良いそうです。
よっしゃー撮ったるでー、HDRで!
いろんな角度で、何を撮ってるかよくわからなくなるまで写真を撮ってみる。
参加者のリクエストに答えて、いすみ鉄道の方が車両の行き先表示をくるくる変更してくれました。
それを1枚1枚喜んでカメラに収める参加者たち。すみません、とってもシュールだなあと思いました。
1日に1度しかチャンスのない、特定の車両(ちょっと忘れた)が3本並ぶ瞬間だそうです!
ごめん、何がすごいか全然わからないけど必死で写真撮る!
駅猫がいた!あまりに風景に同化しててしばらく気付かなかった(笑)
ガンバレいすみ鉄道!
土日は鉄道好きが結構来るみたいで、いすみ鉄道応援隊がたこ飯やビールなどを販売している。
今回撮影して仕上げたHDR写真の中で、実は一番気に入っている一枚。
HDRでバキバキ夏設定に仕上げた鏡に映る私と鉄道車両のツーショットセルフィーだよ。「注意」の標識も味がある。
場所変わって、鮮やかな緑の田んぼの中を駆けるいすみ鉄道を撮影しに行きます。
伊藤カメラマンに教わって流し撮りチャレンジしたけど、全然ダメだったよの一枚。
単純に下手が7割、あと持ってきてるカメラ機材があまり鉄道写真向きじゃないのも問題です。
α7の標準28-70mmのレンズに、カールツアイスの12mm広角単焦点レンズしか持ってないんです、今。
田んぼの中の鳥居と木。のどかで良い雰囲気。
だけどこの日は6月1日だったにも関わらず雲ひとつ無い最高気温33度の炎天下でした。
日向でずっと電車待ってるのはなかなかハード!撮り鉄って体力必要なんですね。
そしてお待ちかね!お弁当タイム!!!
国吉駅に戻り、特別に停車している鉄道車両の中でお弁当いただきます!ドヤドヤ。
いすみの宝石箱弁当。
豪華でしょう。全部美味しかったです。ビールも飲みました。
車内はこんな感じ。
鉄道アナウンス体験(私はやってませんが)や、ドア閉め体験もやらせてもらいました!高まる。
一緒に来ていたのりお君にお願いして撮ってもらったよ!
鉄子っぽいね!
特別に停車している保存車両の中に入れて、写真撮り放題だったからこそ撮れた写真だと思います。
再びしばらく駅で写真撮りながら過ごす。完全シンメトリー狙ってみた。HDR。
とりあえず電車が来たら撮らずにはいられない。それが私達のジャスティス!(なんだそりゃ)
最後にまたさっきの鳥居のところで写真撮影。ここがラストスポット。
鳥居の後ろにあえて通り過ぎる電車を入れて、頑張ってむりくりHDRにしてみたけど、構図は面白いかもしれないけど...なんか惜しい。
しかし暑い...。ついぞ「大自然の中に佇む自分の影」みたいなカメラ女子っぽい写真も撮ってしまう。
そして鉄道写真教室の最後には「Photoshop Lightroom」の担当の栃谷さんによる活用術を教えてもらいます。
一応自分の使いたい機能はひと通り把握して使いこなしてるつもりでも、こうやってちゃんと講座で教えてもらうと、知ってたけど使いどころがよくわかってなかった機能をちゃんと知れます。また便利なショートカットとかも教えてもらって早速活用します。
講座で教えてもらった便利なショートカットメモ、ほとんど自分用。・ライブラリにいる状態で tab
左右のパネルが表示/非表示
・写真を選択して1枚表示しているときに"G"キーで、一覧表示に戻る
・"F"キーでフルスクリーン
・"L"キーで写真だけ表示する
・写真を選択して、1,2,3,4,5 キーでレーティングできる
・メタデータから日付やカメラ情報など全部見える
・切り抜き > ものさし > ものさしアイコンで水平とれる
・スポット修正 > 修復 > (下の)スポットを可視化
・現像中に"Y"キーで補正前/補正後を比較できる
私の場合HDR写真を撮るのですが(HDR写真の作り方はこのエントリーを参考にどうぞ)、まずはPhotomatixで3枚のブラケット画像を合成し、必ずLightroom 5 でかなり調整して仕上げをしています。
Lightroom 5には本当にお世話になっていて、RAW形式で撮影する意味をLightroomを使ってようやく理解しました。
HDR写真をLightroomで仕上げるとどれだけ見違えるかというと、
さっきのお気に入りの写真、これは何も加工していない状態。日差しも強かったこともあって、後ろがかなり白飛びしてます。
3枚のブラケット写真をPhotomatixで合成。
今回のPhotomatixでの合成はかなりナチュラルに仕上げています。白飛びがだいぶ復元され、空の青も復元、全体的に写真がくっきりしました。
そしてLightroomで仕上げをします。ここからが見違える。
ハイライト-100、シャドウ+100、白レベル-28、黒レベル-74、明瞭度+53、自然な彩度+11、アクア+29、ブルー+95、Upright自動補正で歪みも調整。
私の中では定番、かなりバキバキのLightroomのHDR設定。むりくりブルー系の色も足して鮮やかな夏の青空に。
もとの写真と比較するとわかるけど、無加工の写真は完全に空が真っ白です。HDR合成とLightroom現像のおかげでここまで写真を面白くできます。
やっぱりLightroomさまさま。
ちょうど約1年前、LIghtroom 5が出始めたころから使い始めて、写真の現像作業の楽しさを知りました。世界一周で撮りためてたHDR写真も急にクオリティが変わって感動しました。
本当にありがとうLightroomを開発してくれたAdobeさま。
そして楽しいイベントにもお誘い頂きありがとうございました。
普段自分では出来ない体験が出来てとっても有意義でした。
こんなに一日鉄道だけを撮り続けたのは初めてでした!