北朝鮮旅行記1はこちら。 ツアー2日目の2月16日は金正日総書記のお誕生日。 このツアーは金正日の誕生日で沸く平壌を訪れよう!という趣旨のもの。 1年の内で最も祝賀ムードに沸く平壌市内を観光をする。 街は「2・16、万歳!」みたいな赤い派手な看板だらけ。 朝8時くらい、一発目の観光は万景台にある金日成の生家を訪ねた。
金正日のお誕生日には、金日成の生家をお参りするようです。
日本語を話す現地のガイドは、必ず「偉大な」金日成主席は・・・と漏れなく「偉大な」枕詞を付けて説明をするのが印象的だった。 次はご自慢の地下鉄の駅の見学。 ホームが超豪華!!ツアー参加者全員興奮して写真撮りまくり。
「復興駅」ホーム。
電車の来る頻度は銀座線並み。(まあ普段は違うのだろうけど。何せ特別な日ですしね) 「復興駅」から「栄光駅」まで一駅ですが乗車体験。駅名もすごい。「復興」から「栄光」へ!!
電車の中には各車両ごとに金親子の肖像画が飾られていた。
さて、栄光駅ではしっかりバスが待ち構えていて、 今度は金日成の巨大銅像へ。 まじ銅像でかいから! くどいようだが金正日の誕生日なので特別な祝日の日。 大量の平壌市民が花をもって続々現れ、ちゃんと列になって献花していく。
銅像と私。
さて、午前11時くらいには、「金正日花展示会」に行く。このイベントは入場料が無料だったようで、会場には沢山の市民が殺到、押し合いへし合いといった事態になってて大変。 中に入るとそこは完全に金正日ワールド・・。 金正日のために開発された、4ヶ月は枯れない真っ赤な「金正日花」。会場内は、金正日の肖像画の周りに、無数の花がぎっしり。
会場は、とにかく赤い!会場の外では白とピンク色のの固そうでまずそうなアイスを平壌市民のほとんどがおいしそうに食べてるんだよね。 お祭りの時しか食べないおめでたいアイスなのかしら。 これで午前中のプログラム終了。なかなかに疲れる! 昼食は名物、平壌冷麺。寒い寒い、真冬の平壌の、暖房が効かないレストランで食す冷麺。息は白く、箸もうまくもてない中で食す冷麺。おいしかったです。 午後イチで、朝鮮サーカスを見に行く。会場が凍える。すごく寒い。 珍しい熊の芸とかやってたようでしたが、半分くらい寝てしまった。 寒い中意識が遠のく・・。そんなの死ぬよ。あの場にあと3時間いたら本当に凍死してたかもね。 さて、次は平壌の街でも一番目立つ巨大建造物チュチェ思想塔へ。チュチェ思想というのは、金日成が広めた北朝鮮独特の全体主義思想のことです。 この塔もすごいよ。 3人の労働者の銅像に、恐ろしい高さ。街の至る所から確認可能なほどでかい、高い。
川向こうから臨むチュチェ思想塔。両隣のビルとの恐ろしいまでのシンメトリーっぷりに鳥肌。
次は労働党記念タワーとかいうものを見学しました。これも労働党の成立を記念して建てられた巨大建造物。そろそろ全体主義的巨大建造物の類は飽きてきた。 ついにこの日最後のプログラム、水中バレエ大会の見学。いわゆる北朝鮮式シンクロナイトスイミング大会。北朝鮮が得意の、「集団一糸乱れぬ動き」で大量の人間が泳ぐ踊る。 ・・・圧巻。
労働党のシンボルの「☆(星)」をかたどる。
これでやっと、本日のスケジュールは終了。過密スケジュールだった。 ホテルに戻って食事を。焼肉をコチュジャンつけて葉っぱにまいて。うまい。 これだけは言えますが、北朝鮮はメシ、うまい・・。 旅行記3に続く。