10月6日から3日間アメリカのロサンゼルスで開催されたAdobe MAX 2014にプレスとして行かせてもらう機会に恵まれました。
個人のライターとしてのプレス招待、本業も忙しい時期で4日間も不在にするのはいかがなものかと少し迷いましたが、こんなチャンスは滅多にない!ということでロサンゼルスまで行くことを2つ返事で決意したのでした。
ロサンゼルス滞在中の最高気温はなんと36度!夜は20度くらいまで下がる、そして屋内はクーラー効きすぎで寒くて気温差が激しかったです。
ロサンゼルスに着いて、Adobe MAXツアーのみなさんと安くて美味しいIn-N-Out Burgerでハンバーガーを食べ、
メイン会場であるConvention Centerでレジストレーションを済ませます。
Pressパス!フライト明けの寝不足の顔です。
引退したスペースシャトル・エンデバー(Endeaver)が鎮座するカリフォルニア・サイエンス・センターに連れて行ってもらいました。
そして現地ではiPhone 6 SIM フリー版が大活躍しました。
今年4月にサンフランシスコ&マイアミに行った時に買ったT-mobileのSIMカードを挿した瞬間にLTE接続、速度、申し分無し。
たぶん4月にチャージしてた1GB分がまだ残っていたと思われます。そして1GB使い果たすとT-mobileのサイトに強制的に繋がって10ドルで1GBをクレジットカードで即チャージですぐ使えるように。
この1GBは来年の3月まで、つまり半年間は有効だそうです。
よくアメリカ行く人はT-mobileのこのプラン(よく知らない)が良いのではないでしょうか!
SIM買いに行く暇すらなかったので、本当に「俺勝ち組!」と密かにテンション上がってました。ソフトバンクのアメリカ放題はスプリントの3Gにつながるのですが、使ってた@nobiさんが遅い遅いと言っていました。
その後ホテルにチェックインし、日本とアジア地域の記者と ADobe PRがホストするディナーへ。
Faith&Flowerというおしゃれレストランで、おいしい食事とワインを頂き、帰って倒れるように寝たのでした。ほぼ24時間ろくに寝てなかったからね...!
さて初日!基調講演はNokia Theaterで。同じくプレスとして一緒に来ている@nobiさんと。
初めての海外カンファレンス!会場のスケールの大きさに興奮をかくせません。
オープニングもプロジェクションマッピングを駆使したクール!な映像に轟く音楽。(日本のカンファレンスなんかと全然違う!)と密かに感動中。
アドビのCEO、シャンタヌ・ナラヤン氏登場。
バイスプレジデントのデイビッド・ワドワーニ氏がホストする形式でアドビの各製品担当が代わる代わる表れ、新製品やワクワクするデモンストレーションを行っていきます。
飽きないしワクワクする。出てくる人出てくる人本当にプレゼンが上手で、よく練習しているんだなあと関心します。
わたし、実はこういったカンファレンスで人の話聞くの、かなーり苦手な部類なのですが、あっという間の2時間でした。
まあ、取材しにきてるのでメモとったり写真撮ったりするの忙しかったのですが。
基調講演のレポートの詳細は、Engadget日本版に速報を、Gihyo.jpにきっちりとレポートを書きました。
Adobe MAX基調講演:iPhoneアプリとの連携強化、ブラシなどの共有、SDK提供、Surface Pro 3対応 - Engadget Japanese 第2回 デスクトップとモバイルをつなぐ新しいクリエイティブワークフローの提案~「Adobe MAX 2014」基調講演レポート,参加者全員にSurface Proプレゼントも:Adobe MAX 2014最新レポート|gihyo.jp ... 技術評論社
私のような、ライターとしては駆け出しでもないような三流ライターは、情報深堀りできない...。
ので、主観を交えないレポートとして複数媒体書き分けの術を使うことにしました。質より量。いや、各媒体の編集長に助けられてます!
最後にサプライズでマイクロソフトのCEO、サトヤ・ナデラ氏が登場。
Surface Pro 3とAdobeのソフト対応についてプレゼンを行ったあとに、まさかの大発表。
なんとAdobe MAX参加者全員にSurface Proプレゼント発表。会場狂喜乱舞。拍手大喝采で基調講演はあっという間に終了したのでした。
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私、本当にSurface Pro欲しくって、なんならここSurface Proが日本で発売されたころにEngadget Fesでゲットしてきたステッカーずっと貼ってるくらい欲しくて、まさか全員にプレゼントと聞いた時は昇天しそうな気持ちだったんです。
Surface欲しい気持ちを表してますRT @nobi: と思ったら向かいの @mayumine はMBAにSurfaceのシール貼ってた。今やスタバの2大派閥。 #AdobeMAX pic.twitter.com/yEIG3GIZmS
— mayumine (@mayumine) October 6, 2014
いざSurfaceの配布会場に行ってみると、なんとPressの人は対象外とのこと。悲しい、悲しすぎる。
今すぐAdobe MAXの参加費払うから、そのSurface私にもよこしてくれ。
Surface Pro 3、参加者全員プレゼント、プレスは対象外と聞き、哀愁漂わせる @mayumine #adobemax pic.twitter.com/EjuIeLLnli
— Nobuyuki Hayashi林信行 (@nobi) October 6, 2014
最初はそんなSurfaceなんてもらえるなんて夢にも思ってなかったのに、いざもらえると知り有頂天になったのもつかの間、やっぱりもらえないと知ると地獄に突き落とされたかのような悲しい気持ちになります。人間とは、いや、私という人間は実に強欲です。
何にも損などしていないのに!むしろこんなエキサイティングな場に来れただけで非常にラッキーなのに!
Surface Pro配布会場。
Adobe MAX中はSurface Proの袋を持っている人を見るたびに心が曇るという、メンタルヘルスの病にかかりました。
まあ、仕事しにきているわけなのであまり子どもじみたことは言えません。(結構文句垂れまくってた気がしますが)
午後はアドビCEOとマイクロソフトCEOのパネルQAに参加。プレスっぽいですね。
CEOもバイスプレジデントもどちらもインド系ですね。マイクロソフトのCEOのサトヤもインド系ですし。
インド人って優秀な人は本当に優秀なんでしょうね。アドビもインド系の方が多く働いていらっしゃって、先日アジアのR&Dセンターを中国からインドに移したばかりだとか。これからインド来るんだろうなあ。
話題の新生VAIOからの話題のタブレットPCのプロトタイプをチェックしたりしてきましたよ。
夕方のパーティーまで記事を書き書き。
今思えば、次の日はもっと自由時間なかったからセッション受けに行ったりしたかったけど、記事は書いてすぐにでも入稿しないといけない。仕事だから仕方ない。
夜はEdisonというクラシカルなレストランバーで行われたVIP&Pressパーティーに潜入します!
なんとPhotoshop生みの親、トーマス・ノール(Thomas Knoll)に遭遇!
この人がいなければアドビは無かったと言っても過言ではありません。私も今の仕事をしていなかったと言っても過言ではありません。
アドビ社内でもユニコーン並みに探すのが難しいと言われている彼と一緒に記念写真を撮れてこの上なき幸せ。@BuzzTumに感謝。
パーティー会場を後にし、ホテルに戻ってまた倒れるように寝ました。
時差ボケもあって、すごく疲れてるけどベッドに入っても何時間かおきに目が覚めてしまいます。
というわけで5時くらいに起きてまた記事を書き書き、Adobe MAX2日目です。
昨日と同様格好いいオープニングムービーから幕開け。
キーノートは世界でも有名なフォトグラファー、イラストレーター、コメディアン&ミュージシャンのセッション。
どの人の話も本当にクリエイティブで素敵でしたが、やっぱり私が気に入ったのは、世界中を旅して写真を撮るドキュメンタリーフォトグラファーのAmi Vitaleです。
彼女自身が本当にキュートで、でも写真は力強く、セッションの中では何度も「ただ写真を撮るのではなく、その人の、その風景のストーリーを理解し共感し、ストーリーを切り取ること」を強調していました。
これはroomieにレポートを書いています。(このブログ執筆時点でまだ公開されていません)
ドキュメンタリーフォトグラファーは、私が一番なりたいけど、到底なれそうにない最も憧れている職業のうちのひとつ。
紛争地域や貧困地域まで世界中を旅して、世界中の人々と交流して、その土地のストーリーを力強く写真におさめるバイタリティ、そしてもちろん写真の美しさに大変憧れを抱いたのでした。
2日目は取材の予定盛りだくさんで大変忙しかった!
新生VAIOの初プロダクト、「VAIO Prototype Tablet PC」のコラボレートセッション、
Creative Cloudの構想をつくった方のQ&Aタイムに、
Ink&Slideの担当者による説明タイム。
全部記事にするの無理です!と今ここで謝っておきます。
合間に会場内にできているMAXストアでアドビグッズをお土産に買ったり。買い物行く暇がまっったく無いので、ここでお金を使います。このAdobe MAXバージョンのスリッポン、可愛かった。買ってないけど。
他にもオーガニックっぽい美味しそうなコーヒーを無料で出すブースや、
自分でデザインしたTシャツをその場で無料で印刷してくれるブースなどがあった。
時間が無くて写真撮るだけで精一杯。もし次があるなら、3日間ちゃんと居れるようにしてしてブースやセッション回るようにしようっと。
今回は仕事の都合で他の方より1日早く帰国するスケジュール。実質2.5日間しかロサンゼルスにいれくて、丸2日間は朝から晩までAdove MAXとディナーの予定がみっちりで身動きとれませんでした。
Adobeのラボで開発に取り組んでいる未来のテクノロジーを紹介するAdobe MAXの恒例の目玉イベント、Sneak Peak。
ここで紹介された新機能は必ずしも製品に組み込まれるものではありません。Sneak Peakの来場者にはビールが振る舞われ、今回は13人のアドビのデベロッパーが5分ずつ紹介するテクノロジーにワクワク!
レポートはGihyo.jpで公開されています。
第3回 Adobe MAX Sneak Peakで発表された開発中の13の新技術:Adobe MAX 2014最新レポート|gihyo.jp ... 技術評論社
そして夜は野外フェスのようなMAX BASH!
小一時間ほどしかいませんでしたが、私、度肝を抜かれた。海外カンファレンスってすごい!
アルコールも食べ物も無料で振る舞われるのはもちろん、随所随所に感じるクリエイティビティとシャレオツ過ぎる雰囲気。
屋根に音楽と同期してプロジェクションマッピングしてるテントが普通に。
プロジェクションマッピングなドクロも超クール。
このテントも格好いい。屋外だからたった一晩、なんなら3時間のための会場なんですよね、これ。
スイーツもいちいちキュートだよう。
ドライアイスでチョコレートを固めて彫刻みたいのをつくるパフォーマンスの隣に、
日本人の飴細工職人が飴で鳥を作っている。
いちいちクリエイティブ。音楽もかっこよくて、なんていうか、海外カンファレンス初心者のお上りさんの私としては、日本のカンファレンスなかと比べ物にならない!レベルが違い過ぎる!これから日本のこういったカンファレンスに行くたびに海外デハー!海外デハー!とか言い出したらどうしようかと思うレベル。
MAX BASHだけなく、とにかく全てのカンファレンスのクリエイティビティに非常に感銘を受けました。
最後の晩餐は、Adobeの広報に誘われ有名なステーキ屋さんSTK!に連れて行ってもらいました。
レストランに向かう途中、交差点で車同士の正面衝突事故を目撃したんだけど、他のドライバー全員スルーで避けていく。なに、アメリカではこれ普通なの。
暗所での肉塊の写真はどうしてもメシマズになりがちですが、肉、超うまかったです。熟成肉で旨味が凝縮されてて、柔らかいの。
そんなわけで、またこの日もホテルに帰って倒れるに寝て、起きたら若干寝坊気味で、慌てて空港に行って帰国したのでした。
初めて行ったAdobe MAX、初めての海外カンファレンス。しかもプレスとして行かせていただくなんて本当に恵まれています。
たった2.5日間、ほとんど自由時間は無かったけど、超行ってよかった!と心の底から思っています。
こんなにAdobe MAXがエキサイティングだなんてあまり想像していなかった。
海外カンファレンス、いやアドビならではの随所に感じるクリエイティビティ、スケールの大きさ、雰囲気。
全てが新鮮で、ワクワクしました。
あと、Adobeの@BuzzTumのおもてなし能力と調整能力、尊敬しました。私も本業は広報だったりするのですが、もう、足元にも及びません。
プレスのエスコート、時間調整、情報提供...、あれが欲しい、困ってる、となったら即座に暗躍して調整してくれる。
いやあ、記者ってこんなにもてなされる存在なんですかね!
そもそも本業はクリエイティブエージェンシーの広報の人が、ライターとして外資のソフトウェアの海外カンファレンス取材に行っているのが不思議な状況だと思うけど(笑)
でもクリエイター(...えと、一応LightroomのヘビーユーザーのHDRフォトグラファー)としては消化不良だったので次回来る機会があればちゃんと3日間参加できるように調整したいと思います。
Adobe MAX、最高でした!
記事としては、Engadget 日本版、Gihyo.jp、roomie、GIZMODOの合計4媒体に10記事くらい書きました。
高尚な主観も踏まえたレポートが書けない三流ライターが苦し紛れに選んだ、媒体書き分けの術、質より量作戦w
このブログを書いた時点(10/11)ではまだ公開されていないのも多いので、公開されたらリンク貼ります。