SIGMA dp2 quattro ゲット&ファーストインプレッション

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変態コンデジカメラSIGMA dp2 quattroはそのコンセプトに触れて、発売したら絶対手にしたいと思ってました。

シグマの哲学である「作品づくりのためのカメラ」への方向性を先鋭化させ、本格的な芸術表現をより身近にするための本質性能だけに特化して磨き、生まれたのが、この新世代のdpです。
すべての光情報をそのまま取り込める世界唯一のセンサー、Foveon。
独自の画像生成プロセスがもたらす圧倒的な解像感、豊かな階調と色、立ち上がるような実質感あふれる像質は、まさに「フルボディ」空気にすら実体を与えられるほどの、独特の質感描写はそのままに、より精彩に、よりリッチに、イメージの再現にどこまでも応えうる懐の深い画像を提供すること。


このカメラでじっくり風景を、というかHDRを撮ってみたい。
そんなわけで発売日にゲット。

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開封。バッテリー2つ入ってました。電池持ちはすこぶる悪いそう(それでも前機種からは随分改善されたそうだけど)。

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変な形のカメラ。

カメラロール-1791
Sony α7と並べてみる。思ったより大きいし重いし長い。

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でも不思議とだんだん手に馴染んでくる。
ストラップつけて肩にかけるとちょうど腰の当たりにフィットして、なんか良い!

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さっそくこれ持って Engadget Fes 2014に行ってみます。
Engadget Fes 2014では、FabCafeが出張出店してて、10以上のパートナーと一緒にいろんなもの展示したり、ワークショップやったり、コーヒーやスイーツを出したりしていたのだ。

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でも、早々にこのカメラはパシャパシャとるスナップには一切不向きなことを早々に悟ります。わかってたんだけどね!
ピント合わせも苦労するし、感度低いし、シャッタスピード遅いし、SDへの読み込みも遅い。

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まあでも、通りがかりの@narumiに自慢できたし、Engadget Fesで知らない人から「これSIGMAの新しいやつですよね!見せてください!」と2人くらいから声かけられて、「ああこのフェスで私めっちゃモテてるわ〜」という実感がもてたのでそれだけでも良かった。
Engadget Fes、すごい楽しかったから後でブログに書くかもしれないし、書かないかもしれない。あ、話が逸れてきた。

そんなわけで、家の中で気軽に撮影できるオカメインコのモモちゃんを被写体にdp2 quattroでじっくり撮影してみたよ。
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SIGMA dp2 Quattro
ƒ/2.8 30.0 mm 1/80 400

おお?

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SIGMA dp2 Quattro
ƒ/2.8 30.0 mm 1/100 400

あら?

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SIGMA dp2 Quattro
ƒ/2.8 30.0 mm 1/125 400

ひゃー!めっちゃビューティフル!

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SIGMA dp2 Quattro
ƒ/2.8 30.0 mm 1/60 400

立体感が全然違う気がする!

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Sony ILCE-7
FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS
ƒ/4.5 45.0 mm 1/60 640

ちなみにα7の標準ズームレンズで撮影した場合。
これでも充分キレイだった!さすがα7。
でも解像感、立体感がdp2 quattroの方が勝ってると思う。

このブログに表示されている640pxの画像を見比べてもわかりづらいと思うので、じっくり見たい方はfliclrから見て下さいね。

これは面白いカメラを手にしちゃったなあ!うふふふふふふ。

これまで高感度で、AFもピピっとすぐに合って、パシャッと気持よく撮影できるα7に慣れてしまっていた私にとって、驚愕するくらい扱いづらいけどハマった時の画質が半端ないdp2 quattro。なんか覚悟が出来た感じ。じっくり写真と向き合うことができるカメラです。

でも気づいちゃったこともひとつ。
今のところRAWで撮影したHDR写真作りが出来なさそうで、どのRAW現像ソフトもこの新しいカメラの独自(?)なRAW形式に対応していないのだ。
今日現在、SIGMAのPhoto Pro 6しか対応していなくって、あまり使いやすくない。
JPGに変換した画像でHDR合成してもあまり意味ないんだろうなあ...。
ただちにLightroomがdp2 quattroに対応してくれることを望んでいます!

(ちなみにdp2 quattro、ブラケット撮影は対応してるけどシャッターは3回押さなきゃいけない。読み込みも遅いのでHDR撮影時は三脚必須なことを知る)


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この記事について

このページは、mayumineが2014年6月29日 11:39に書いた記事です。

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