ラストサマー in 渋谷、そしてフードポルノ

SHIBUYA

家を出たら入道雲に眩しい日差し。
「これ、最後の夏の空だ!」とカメラを持って出社。お昼休みに眩しい眩しい夏の渋谷の街並みを撮影してきました。

SHIBUYA

日差しが強いとその分影が濃くなるわけで、コントラストが強い風景こそHDRの出番です。
写真の光景の明暗を一気に引き出すのだ。

SHIBUYA

あと雲の表情が面白ければ面白いほどHDR向いてる。逆光にも負けない。

SHIBUYA

こんな渋谷の裏道、小汚い場所ですら味のある風景になる気がする。

そして、突然ですが話変わって、
いちるさんに借りた「キッチン・コンフィデンシャル」というノンフィクション、読了しました。

「この本、フードポルノ。やばいよ、絶対読んで!面白いから!」

ニューヨーク超有名店のシェフ、アンソニー・ホーディンのキレキレの文章が最高でした。

月曜日には魚料理を食べるな!
ムール貝は不潔だし、魚料理のスペシャルは古くなった魚の在庫一掃セール、ウェルダンのステーキは悪臭を放ちかけた残り物を電子レンジでチンしたもの!
レストランに行くなら火曜日が良い!


など(ニューヨークの)レストランの裏の常識を知ってしまったり。

フォアグラとトリュフのビネグレットソースをかけたロブスターサラダ

とか、なにそれ、その文字列だけで美味そうだし。

一方で、
ウガンダ航空のエコノミークラスのようなクソ不味い餌

(うろ覚え)とか、なにそれ、超まずそうだしひどいし。

さらに子供の頃初めて食べた生牡蠣は、

貝殻を口に近づけ、そっと傾けた。そして、一気に口に流しいれ、ずるずるっと飲み込んだ。それは海水の味がした...塩からく、ふっくらとして...なぜか...未来の味がした。
こうして、すべてが一変した。なにもかもが。
私は生牡蠣を食べて無事だっただけではない ー  なんとそれはうまかった!


今すぐ牡蠣食べたくなるし。

そして90年代と思われる東京に来た時の事を表現していて、
次から次へと人が現れ、交差点を秩序正しく横断して行く。アメリカとは大違いだ。それを言うなら、似たような場所はどこにもない。地球の反対側は、ものすごく風変わりな場所だった。

なるほど、外人から見れば東京ってそう思われるよね。

面白かった!

多分書店では中々売っていなそうです。次は、世界食べ歩き編読むぞ。

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