線路上に賑やかな路上マーケットがあって、しかもその上を電車が通って、しかも電車が通るときだけ路上マーケットが一瞬で線路から消えて、そして電車が通り過ぎたら元通りになる電車スポットがあるだって?
そんなの電車好きとしては行かないわけにはいかないよね。
タイのバンコクから電車を乗り継ぐこと約2時間半のところにあるメークロン駅。
バンコクからローカル線や渡し船を乗り継ぎながら約2時間半〜3時間で着くので、日帰りで行って来ました。
旅の起点はバンコクの国鉄ウォンウィアンヤイ駅。BTSウォンウィアンヤイ駅からは歩いて10分ほどです。(地図)
新しくて綺麗なBTSの駅とは打って変わって、超ローカルな雰囲気。
終点のマハーチャイ駅までの切符。運賃は10バーツ(約30円〜35円)、やっす!
国鉄ウォンウィアンヤイ駅の出発時刻は、05:30 06:25 07:00 07:40 08:35 09:40 10:40です。
複数のメークロン情報から、8:35発の電車が乗り継ぎが良い事がわかったのでその電車に乗ります。
超ローカル線。オンボロのディーゼルエンジン車両で、この上無いくらいよく揺れる。こんなに揺れる電車は初めて乗ったわー。
車窓からの風景も楽しい。ザ・東南アジアな熱帯雨林の景色が続いたり、線路の横の家でのんびり暮らす人々を眺めたり。
そしてマハーチャイ駅に到着。
次の駅までの道のりも路上マーケットが続く。賑やかだし人と車多い。
ソンクラン(旧正月)前なのか、いろんな食材が売ってます。
駅を降りて右手方向に歩き、市場をしばらく歩くと渡し船乗り場が左手に見える。
渡し船の中。運賃は3バーツ。人やバイクがいっぱいになると出発、5分もしないで対岸に到着。
渡し船を降りたらアーケードの中を少し進み、バーンレム駅への看板が見えるのでそれを右に進むと駅が見えてきます。
バーンレム駅も随分のんびりしてる。
なんと、駅の中に普通に家があって、普通に住んでいる人がいます。
家族でご飯食べながらテレビ見てた。ドア開けっ放しで。
さっきの電車も到着が理由もなく30分遅れたけど、ここからの電車も理由もなく50分くらい遅れて出発。
この電車も、まー揺れる揺れる!
正面に座った英語が得意なタイのおっさんとの会話にも飽き、うとうと寝ちゃうんだけど、頭ゴチンゴチンしまくった。
1時間ほど乗った後にメークロン駅に近づいてくる。おお、マーケットスレスレを走ってるよw
駅に近づくと、車掌さんが気を利かせて先頭車両の運転席の窓まで入れてくれます。私の他にも複数の観光客がいたので順番で写真撮ったり。しかしすごい、まるでモーゼの海割りみたいだw
なぜかみんな笑顔。ほほ笑みの国タイ。
メークロン駅に到着!
バンコクからローカル線やら渡し船やら乗り継いでたどり着いたので結構「旅感」あって楽しかった。
さっそくメークロンの線路上マーケット散策。
普通に現役の線路の上にモノ置かれてるし、人も歩いている。
いやはや、ゴチャゴチャしてますなあ。
いろんなモノ売ってる。例えばこの蟹とか、生で食べたらお腹壊しそうだなあとか思った。
黄色い花だと思ったらバナナだった。
気づいたら瞬時に路上マーケットがたたまれていた。電車がもうすぐ来るらしい。
電車キタ!
まじで路上の上電車が走ってるよ!
スレスレ過ぎるw ディーゼルの排気直撃してそうなその野菜...。
すごく危ないように見えますが、電車は超ゆっくりです。
電車が通り過ぎたらまた一瞬にしてマーケットが戻ってくる。
バサバサっと屋根が戻り、品物を載せたワゴンが戻り、
あっという間に元通りのゴチャゴチャ路上マーケットに。
ここの人にとっては毎日のルーティン業務なんですね。すげぇ。先進国ではありえない光景。
車両つきワゴンか。これでサッと商品をしまってるのですね。
まだ真昼間のメークロン駅を少し散策。寺院があったり。
ここから乗合バンで15分くらいのところにアムパワー水上マーケットがあるらしいので行ってみることに。
1人8バーツ、運転手さんに渡して、アムパワーで下ろしてもらいます。
ほほー、これが水上マーケットか。
平日は閑散としているらしいけど、確かにあまり水上マーケットは出てなかった。
でものんびりしていて良い雰囲気。
タイの仏様にもお参りして来ました。
雨も降っていないのにアングリーバードの傘を日傘代わりに歩く女性。
アムパワーから同じように乗合バスを見つけてメークロン駅まで戻りました。
帰りはミニバンでバンコクまで1時間(電車よりずっと早い)で帰りました。70バーツでした。
帰りの電車も乗り継いで帰るとなるとちょっと面倒だったしね。
ああ、良い物を見てこれました。
大都会バンコクから少し出るだけで、ローカルな東南アジアの雰囲気を楽しめました。