世界一周16ヶ所目:憧れのシチリア島リゾートタオルミーナで、美しい眺めに美味しいご飯を食べ、ゴッド・ファーザーロケ地巡りをして、列車ごと海を渡る体験をする

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憧れのシチリア島にやってきました。
1番か2番くらいに好きな映画、ゴッド・ファーザーの舞台のシチリア島、ずっといつか行ってみたいと思っていました。
あのイタリアの素朴で美しい坂の街に照りつける地中海の太陽の日差しを浴びてみたい、あの独特な島の雰囲気をこの目で見てみたいと憧れていました。

シチリアは思いの外広くてどこに行こうか迷いましたが、今回は世界的にも有名なリゾート地であるタオルミーナに行くことにしました。タオルミーナ近郊はゴッド・ファーザーのロケ地が点在しているし、イタリア本土に行く列車の駅が近いこともありました。

タオルミーナの街は海岸からせり上がる山の中腹にあり、見下ろせば崖にへばりつくようにして立つカラフルな建物、そして美しく青い地中海、さらに奥には活火山である雄大なエトナ山の眺め。
シチリアでも最高の眺めを楽しむことができます。

タオルミーナの街

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シチリア独特の陶器
タオルミーナの街は小さく、2,3時間も歩けばだいたい歩けてしまいます。街はとても安全。
カフェやリストランテ、お土産屋さんが多く並ぶ可愛らしい中心の通りを散策するのも楽しいです。
観光地だけあって物価は全体的に高めです。
またほとんどの店がシエスタをきっちりとるので、午後から夕方まで空いてないお店が多いです。

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メイン通りの雰囲気。シエスタ時間のため人は少なめ。

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シチリアの美味しそうな果物や野菜がたくさん!

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身内のがんも君にそっくりなポメラニアンがいた。自由に廻りのお店に入っては可愛がられてた。

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ついのぞいてみたくなる階段の小道。

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タオルミーナは崖の街。街のほぼ頂上からの眺めは素晴らしい...!

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とても素敵なところ。

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タオルミーナの近くにはさらに崖の上にある要塞都市が存在します。

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奥にはエトナ山。訪れた時期にこれまでにないくらい噴火したらしく、街中に黒い火山灰が落ちてました。

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この道路の上の黒いのは全部エトナ山の火山灰。

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なぜサボテンに「排骨」?中国人のしわざでしょうか。

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シチリアには独特のデザインがいっぱい。

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宿のテラスからの眺めも良かった。シチリアレモンがなっています。

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タオルミーナの見どころのひとつのギリシア劇場。
海が見渡せる美しい遺跡です。夏にはここでライブを行うこともあるそうです。さぞや最高だろうなあ。

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ローマ劇場の山側の眺め。タオルミーナに来たら行っとくべき場所です。

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最高の眺め!!あの島「イソラ・ベッラ」へは潮が引いていたら歩いて渡れるそうです。丁度素晴らしい天気に恵まれました。

シチリア名物、「コン デ サルディ」

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シチリアならではのパスタ、「コン デ サルディ」。イワシとフェンネルのパスタです。
たっぷりのイワシに松の実、フェンネル(ウイキョウ)でアクセントをつけ、上に細かいパン粉がかかっているシンプルだけど絶品なパスタです。
お店によって味が異なって美味しい!
これは日本に帰ったらレシピ探して再現したいと思ってます。

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あと雲丹のパスタも美味しかった!

ゴッド・ファーザーのロケ地巡り

車をレンタカーしてシチリアの映画「ゴッド・ファーザー」のロケ地を回ってみたりしました。
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ここが、ゴッド・ファーザー パート1で、マイケル一行がバーの店主と話をしているシーンに使われたバー!
ここに来てみたかったの。辿りつけて本当に嬉しい。
マイケルたちが酒を飲んだり、この店の店主の娘だったアポロニアに会ったりするシーンで使われています。
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バーは現在も営業していて、コーヒーやお酒などを提供しています。

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こんな感じで店内はゴッド・ファーザーの写真でうめつくされお土産も売っています。

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ここがマイケルとアポロニアが結婚式を挙げた教会。伝統的なシチリアの結婚式のシーンがとても印象に残っています。

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結婚式の中でマイケルとアポロニアがダンスをしていたところ。
アポロニアはすぐに殺されてしまいます。
彼らの一瞬の幸せがここにあったのかと思うと(あくまで映画の中の世界だけど)、とても切ない気持ちになります。

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そしてここが結婚式でマイケルとアポロニアとおつきの子どもたちが花びらを巻きながら練り歩いていたシーン。
独特のシチリアの音楽とギラギラに照りつける明るい日差しが印象的なシーンでしたが、訪れた時はあいにくの雨でした。

タオルミーナ近郊のゴッド・ファーザーロケ地巡り、夏ならツアーがあるようなのですが、まだ3月でシーズンでは無かったためツアーはありませんでした。どうしてもロケ地を見てみたかった我々は、ネット力を駆使してロケ地を調べ、Google Mapに保存し、レンタカーで自力で行くことに。
しかしながら10年ぶりにマニュアル車を運転する(オートマ車は基本無い)という相方氏、ただでさえ慣れない左ハンドルでマニュアル車、運転が荒いシチリア人、見通しが悪いSカーブだらけの急勾配の坂の道で何度もエンストを起こし、その度に寿命が縮まる思いをし(特に後ろに車がいるとき)、Google Mapに騙され道無き道に入ってしまい、ぬかるみにはまって抜けなくなった時の冷や汗...様々な困難を乗り越え、何とか無事故で帰ってこれた時には、ある種の強い達成感と安堵感に包まれ、久々に「生きてて良かった」という思いをしました。

シチリアとイタリア本土を結ぶ列車はそのまま列車ごと海を渡る!

今もなお電車は好きとしては、「列車ごとフェリーに積まれて海を渡る」体験は是が非でもすべきでした。

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タオルミーナ駅から14時間の寝台列車の旅。ちなみにここもゴッド・ファーザーのロケ地ですよ。
この電車に14時間乗って寝ていれば、ナポリを超えローマを超え、次の目的地のイタリア北西部のラ・スペツィアに着いてしまうのです。しかも1人84ユーロでお得感あります。

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海側に来ると陸の線路とフェリーの中の線路が繋がります。

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ほんとに列車がそのままフェリーに積まれました。

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フェリーで海を渡っている間は列車からの乗り降り自由、フェリー内で自由に過ごせます。
さよならシチリア島〜!

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陸に着くと、フェリーの一部が開く仕様。ここから線路が繋がれ列車が発車します。かっこよすぎる。

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フェリーの中から繋がる線路。電車好きにはたまらなすぎます。

シチリアのシーズンはやっぱり夏。
3月中旬のシチリア島はようやくシーズン始まりかけといった感じで、もちろん海には入れないし、レストランも閉まっているところもまだ多かったです。雨にも降られました。
ただローマよりずっと温暖で心地よかったし、シーズン始まりかけだったのでホテルも空いているところもそれなりにあって、かつリーズナブルに宿泊できました。夏にタオルミーナに宿をとる場合は随分前もって予約しないとダメみたいなので。(直前に予約とか絶対無理)

避寒地のリゾートでのんびり散策したり、おいしいパスタを食べたり、美しい眺めを楽しんだり、車に乗って冒険したり、とても楽しく過ごすことができました。
シチリア、本当に良いところでした。
何よりあの独特な雰囲気が好きです。またいつか訪れたい場所が増えました!

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