「スポーツ」 - 東京事変の感想

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2月24日に発売されたばかりの東京事変の最新アルバム、「スポーツ」の感想を残してみます。

  • 01.生きる(林檎作詞/一葉作曲)
  • 02.電波通信(林檎作詞/一葉作曲)
  • 03.シーズンサヨナラ(浮雲作詞/浮雲作曲)
  • 04.勝ち戦(林檎作詞/林檎作曲)
  • 05.FOUL(浮雲作詞/浮雲作曲)
  • 06.雨天決行(林檎作詞/一葉作曲)
  • 07.能動的三分間(林檎作詞/林檎作曲)
  • 08.絶体絶命(林檎作詞/林檎・一葉作曲)
  • 09.FAIR(林檎作詞/浮雲作曲)
  • 10.乗り気(林檎作詞/一葉作曲)
  • 11.スイートスポット(林檎作詞/林檎・一葉作曲)
  • 12.閃光少女(林檎作詞/誠治作曲)
  • 13.極まる(浮雲作詞/浮雲作曲)

スポーツ

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タイトルどおり「スポーツ」というコンセプトのもと、各メンバーが楽曲を持ち寄って制作。
 前回の「娯楽(バラエティ)」でもメンバーがそれぞれ楽曲を持ち寄って文字通りバラエティ豊かな楽曲で構成されていて、正直あんまり良いと思える曲が多くなかったんですけど・・・、「スポーツ」はメンバーが持ってきた楽曲をストイックに、どうやったらかっこいい音になるかをメンバーで突き詰めながら作ったアルバムだそうです。
 よって、前作よりすごく良い仕上がりになっていると思うのです!

東京事変のメンバーの経験や知見やテクニック、そして熱情が凝縮されている感じ。SWITCHのインタビューで、

椎名林檎は単に手数の多さを競うだけっていうつまらないものにするつもりはなかったんです。さいしょから高い理想で競い合う姿を見積もっていました。

と語っています。

CDで聞くのももちろん良いんだけど、きっと今回のアルバムはライブ向きなんだろうなと思います。
メンバーがストイックに作り上げた最強のサウンドは、バンドとして生で聞くのが一番感動するのだろうと。
ライブ構成もなんとなく想像できて、「生きる」はライブのオープニング、FOULあたりで林檎は拡声器で歌ってメンバー紹介とかして、で、やっぱり極まるでエンディングなんだろうなー、とか。おお、ツアー楽しみだ・・。5月!

でも私は、若かりし頃の椎名林檎の鬱屈した思いと感情がストレートに歌詞とメロデイで表現された、名曲だらけの「無罪モラトリアム」が一番好き。自分的には、あれを超える作品はもう絶対にない。
 約10年前に出たあのアルバム、高校生の頃からカラオケで歌いまくって、大学ではバンドでたくさんコピーして、あんなに自分の青春に深く食い込んでいる「無罪モラトリアム」は唯一無二の存在なんだ。

だからスポーツは東京事変の個性溢れるメンバーが作り上げた「プロフェッショナル」な楽曲で、曲を聞きながら感情移入して泣いちゃうような、「思い出の曲」にはやっぱりならないのよね。(「閃光少女」は別、2年前就活の最中は、面接の前は閃光少女聞いて自分を奮い立たせていましたw)

スポーツは、歌詞とメロディーだけ聞いてちゃだめ、ドラムならドラムだけ、ギターならギターだけ、そしてサウンドミックスはどんな感じなのかな?など、個々のパートを追いかけて聞いてみるとその良さがすごいわかると思うよ!
テクニックすげーとか、この音かっこいいーとか、このグルーブ感さすが!とか、そういう聞き方をしていると、聞く度に新しい発見ができる。ずっと飽きずに聞けるアルバムです。うむ、これは名盤です!やっぱり東京事変はすごい。最高。
何よりも、椎名林檎が10年以上真摯に音楽活動を続けていることがなによりも嬉しい。
そして、やっぱりマイケル・ジャクソンはすげーわ。 

さらに今号のSWITCHは東京事変の各メンバーのロングインタビューも貴重ながら、林檎が可愛すぎる!シャネル着てる林檎のポートレイト、惚れ惚れheart01

SWITCH vol.28 No.3(スイッチ2010年3月号)特集:東京事変[運動的音楽論]

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