Nori Takahiro & Nob Seki Present: Communication Technology & Business Boot Camp #1 Keynote by noritakahiro & nseki メモレポート

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3連休は伊豆修善寺にて、タイトルの通りの合宿に参加しています。

こんな概要です。

Nori Takahiro & Nob Seki Present: Communication Technology & Business Boot Camp #1

午前中の高広さんのKeyノート、つらつらとメモしたものです。
興味のあった方は是非読んでみてくださいね。

(あまりきれいにまとまっていませんがご了承ください)

1/9 15:57 さらに関さんのKeyノートも追加しました。
(スライドのうつしみたいなレポートですが・・・)


”ソーシャル”がかかわると、コミュニケーションプランはどのように変わるのか

by 高広伯彦氏

・今までは広告主が何かやりたければ代理店がすべて整理してお膳立てしてくれた、
しかし昨今は媒体を使わないマーケティングが増えてきた

・日本最初のホームページは1992年9月30日につくられた
http://www.ibarakiken.gr.jp/www/

■勝手広告事例
二人の男性が、いかにマックナゲットがおいしいか、勝手にラップで歌っている映像(2年前)

McNuggets
http://www.youtube.com/watch?v=XSZ6k3QIsAk

そして、それを真似したユーザーも出てきた
http://www.youtube.com/watch?v=-lOyZKmRRuI
http://www.youtube.com/watch?v=7f_g89ZXV18

他にもいろいろある

そして、マクドナルドが実際にCMをつくってしまった
http://www.youtube.com/watch?v=-lOyZKmRRuI


■日本での勝手広告の例(神酒大亮氏が作成)

・勝手広告 GyaO もしもこんな販売員がいたら
http://www.youtube.com/watch?v=gXPYwzF4trs

・勝手広告 Z会 視力検査篇
http://www.youtube.com/watch?v=K1igzKsyNk0

→そしてZ会はどうしたか・・、
神酒大亮氏よりZ会の勝手広告を制作した旨の連絡を受け、TV番組中での放映について許諾した、というプレスリリースを出した。
http://www.news2u.net/releases/33121


■水の上でショットを打つタイガー・ウッズの動画がアップ(これってバグっぽくない?という動画)
http://www.youtube.com/watch?v=h42UeR-f8ZA
→そしてEASPORTSはどうしたか・・、それを利用したCMを作成した
http://www.youtube.com/watch?v=FZ1st1Vw2kY&NR=1&feature=fvwp

■TIMEの表紙
TIME PERSON OF THE YEAR 2006:You


ソーシャルメディアの真ん中に、ユーザーが位置するようになった。

・Intaractive
・Inter-active
・Inter-action

これまでの広告は投網みたいなもの
昔の広告が効いていたのは、消費者やオーディエンス自身が受け入れられる気分=許容度があったから。

「効く広告とは、受けいられる広告」

「関連性のある」広告事業例

例:Blyk
ヨーロッパの、無料でSIMカードを提供している会社。
無料の通話、メール通数がサービスされる代わりに、1日数回広告を受けとる
http://www.blyk.com

例:CATALINA MARKETING
http://www.catalinamarketing.com/


※新聞などの広告の関連性について

・海外の新聞社:広告面が決まって、編集面が決まる

・日本の新聞社:編集面が決まって、そのあと広告面が決まる
→関連性のある記事に対して関連性のある広告を出しにくい
新聞そのものの広告効果が悪いのではなくて、新聞広告の売られ方が良くないんだと想う
さらに新聞社の社長は編集出身者が多く、編集、販売、広告の順番で権力順が決まる場合が多いのも問題である

■どのような方法で、つながり、共有していくか、の方が大事

例:オンラインのケーブルテレビが作っている番組
http://www.youtube.com/watch?v=Ow2UF-B8z0Y
中古ゴルフクラブの会社が広告を出している
番組の内容は中級クラス向けの内容、中古ゴルフクラブを買うのは中級者以下なので、広告の関連性は高い。

「ゴルフメーカーと、ゴルフ初心者を共有できるものは何か。」
それがプランニングの肝になる


■キーワードは体験
ISSEY MIYAKE:ブランドを体現するサイトの事例
http://www.isseymiyake.com/isseymiyake.html

BRYANT PARK HOTEL: ブランドを体現するサイトの事例
http://www.bryantparkhotel.com/

■Demographicsとtribe
tribeとは・・
 (同一の血統を持ち,上に族長をいただいて群居する)種族,部族

例:http://search.espn.go.com/ X GAMES
Blade、BMX、Boadを集めたイベント
元々はそれぞれ違うスポーツ、イベントだったが、関連性が高いものをまとめた。

「mass = > tribes」

レッドブル事例:http://www.redbull.com/
レッドブル自身がスポーツイベントをやっていて、今ないスポーツイベントしかやらないところが面白く、
新しいブランディングをしている

■メディアプランニング >= シナリオプランニング
・メディアプランニング
→既存メディアの組み合わせ

平成13年から「選択可能情報量」が爆発的に伸びている(総務省調査)
あらゆる情報が出回り過ぎている、どんどん増えているメディアの組み合わせの発想でプランニングしていたらダメ。

・シナリオプランニング
生活者を「動かす」シナリオづくり

→コンテンツとコンテンツの間にお邪魔しているのがこれまでの広告
→これからは「自動販売機モデル」というものがいいのではないか。
自動販売機は人が通らない所にはできない、幹線道路の自販機はコーヒーが多く、中高生が通るところの自販機は炭酸飲料が多い。

・新しいメディアはすべて"Social"な要素を持っている
メディアがソーシャルな要素を持っているのであって、「ソーシャル・メディア」では無いと思っている

・例:http://dotearth.blogs.nytimes.com/
記事中のリンクをクリックすると、ポップアップで広告が出てくる仕組みを採用(POWERD BY APTURE)
サイトのコンテンツがソーシャルな要素をもたせている

・例:http://landing.wixi.com/en/index.php
WEB上に展開する、バーチャルデスクトップ
ユーザー同士のデスクトップ・フォルダを共有しあうSNS要素をもつサービス

■"Be Social"
「つながることをプランに活かすこと」
ソーシャルマーケティングやっている人間は、社交的であるべき

・WEBキャンペーン例:AVATOR
http://www.avatarmovie.com/
トレイラームービーを見終わると、
「FOLLOW AVATOR」-teitter,メール,youtube,facebook...などのソーシャルサービスのコンテンツがある
AVATORのサイトにはトレイラーしかない、コンテンツはソーシャルサービスに置いている点が面白い

ソーシャル時代のメディア概論 by @nseki

■これからのネット・マーケティング

コンバージョン向上と潜在顧客層を両立させる
・ソーシャルを活用したエンゲージメント向上
・コンテンツマッチ活用の推薦によるトラフィック層
・新メディア測定指標によるトラフィック増



-リード獲得型広告など成果報酬型製品の拡充
-メディアとCGMの保管によるコンバージョン向上

・メディアは限られた希少資源だった
- かつては既存メデイアの広告面は限られた希少資源だった
- 「関連性」であればウェブコンテンツは無限
- Adwordsの枠を買いきりたいと言った某D代理店の笑い話

・ Attentionがあるものは何でもメディア(もはやメディアは希少資源ではない)
- ソーシャルメディア
- ゲーム・ウェブサービス
- コミュニティ

今まで通りメディアを作っても絶対赤字になってしまう


■総合的なネット戦略が必要
・ニュース、ブロガーリレーション、タイアップ、バイラルビデオ、ポッドキャスト、リード獲得、ブロガーイベント、セミナー、Twitter、ブログパーツ、スマッシュコンテンツ・・・・・
これらを組み合わせて、全部1人の人間でプランニングすることは不可能
→代理店でプランニングするにもなかなかできるところが無い



■企業サイトのメディア化とネットワーク化

ワンストップ提供
・ブロガーリレーション
・記事タイアップ
・バイラルビデオ
・ポッドキャスト
・ブロガーイベント
・Twitter
・ブログパーツ
・スマッシュコンテンツ

→企業メディア(ビジネスブログ)
→Vertical Communities


■受動的読者(量)と能動的読者(質)を両立

SNSがプロフィールという概念をインターネットに持ってきた
・ソーシャル
受動的読者の増加=量の増加
クチコミの信頼性=質の改善

・リコメンド
能動的読者を確実に目的地に誘導


■Googleの定義したウェブサイトの価値とTwitterの収益化

・Twitterが2009年に黒字化
-Googleから1000万ドル
-MS(bing)から1500万ドル

Twitterのつぶやきを、検索エンジンにもインデックスされるようにする契約で収益を得た

-被リンク数、つまり世間での評判
-長く評判になっているものが有利
・・例えば「今起きた地震」の情報はヒットしない

・Twitterの価値は「いま評判になっているもの」

--> Real time Web v.s. Reputational Web

人が積極的にWebで発信するようになってから、新しい価値が生まれた
従来の検索エンジンでは、「いま」話題になっているものが、なんで話題になっているか、わからなかった。
ブログが出てきたときに、検索エンジンの質が悪くなるといわれたが、実は、検索エンジンが新しいパラダイムに
対応できていなかった。


■API,クラウド
・まず歴史、
-汎用機(集中)→
クライアント・サーバー(分散)→
ウェブサービス&ブラウザ(集中)→
AJAX(分散)→
モバイルアプリ(分散)

-Yahoo!型→Google型→ソーシャル(分散)
-エンドユーザーがコスト負担している
・ネット接続料、ブラウザ、スマートフォン

-ラジオ番組は誰がつくったのか?
・勝手広告
・勝手アプリ(API)
→うまく行けば、広告に関する費用がものすごく削減できる
→「勝手に」広めてくれる人に金銭以外のモチベーションを与えるように意識することが重要
→コミニケーションがより重要になってくる

■収益化
・ネット時代の効用関数と通貨は何か?
-ネット・メディアの収益化プランを考えると、広告モデルに走りがち
・・海外のベンチャーはGoogleに買収されることをExitプランとしてもっているところもあったり(takahiroさん)

・従来のようなビジネスプランをVCにもっていってもあまり受け入れてもらえない
- まずはPVなりユーザー数なり、かき集めてからもって来い、と。

・最近のVC、性急なExitは求めなくなってきた
待ってリターンが大きくなるなら2~3年は待つようになった


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