北朝鮮旅行記【2003年2月17日】

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北朝鮮ツアー3日目。この日のプログラムは、平壌郊外の東明陵のお墓、朝鮮半島の昔の統一国家、高麗王朝の始祖のお墓を見学から始まる。 ちなみに、朝鮮の事をを英語でKOREAと呼ぶのは、この高麗からきているとか。日本語では高麗(こうらい)、朝鮮語ではKORYO(こうりょう)、そして英語では(KOREA、コリア)となるのですね。 坊主ではなかったけど、お坊さんがいた。金ぴかの仏像もある。朝鮮半島と日本の文化の密接さを感じた。

budda 

寺見学の後は平壌に戻り、南北統一記念タワーなるものに行く。 これもまた北朝鮮特有の巨大建造物の類。この類のものには、ちょっとやそっとのことでは驚かないつもりが。。

tower

また、すげえもんでてきた! この像はチョゴリを着た女性二人が南北統一の憲章を掲げている姿をあらわしたもの。
この建物の幅は615m、(南北統一憲章が採択されたのが6月15日だから) 高さ30m、(その時採択された3つの憲章にちなんでいるから) 使われた石材の重さ7000t、(南北合わせて7000万人の人口にちなんでいるから) と、全ての建築寸法がなんらかの数字にちなんでいるという。 北朝鮮にあるほとんどの巨大建造物がなんらかの記念的数字にちなんで設計・建設されるという。 すごい建築技術・・。

次もまたこれに似たような巨大建造物の、北朝鮮版凱旋門に行きました。 mon

これもまたでか!! 確か金日成主席が革命を成し遂げて平壌に帰ってきたのを記念して建てられた、巨大な凱旋門で、フランス・パリの凱旋門よりも大きいのがご自慢。

 

こんな壁画もありました。ちなみに、この写真はsabraという雑誌の北朝鮮ツアーを特集した記事に掲載された。ツアー客の中に記者とカメラマンが職業偽って混じっていたのだ。

昼食は、川辺にある清流レストランにて。 朝鮮民族料理を食す。鍋とかチヂミとかね。私たちはレストランに行くと、常にビップ扱い。 常に席が準備され、食事も用意されていて、必ず地ビールか、地焼酎とかで昼にも夜にも関わらずもてなしを受ける。
給仕してくれる人もたいてい美人。そして、お酒もご飯もおいしい。。

昼食後は朝鮮戦争勝利記念広場へ。 朝鮮戦争を勇ましく戦ってる民衆の姿を表した銅像が10個ほど並んでいるのを見るが。さすがにこの手のものには飽きる。
こんな無駄なものばっかお金を費やして造っていることがよおくわかったよ。発電所とか、アパートとか、もっと役に立つものを造れ! その後は民芸品屋に行くもたいしたものは見つからず。

そして、夕方になると金正日お誕生日イベント第4弾、国際フィギュアスケート大会を見学しに行く。 ロシアとかカナダなどの男女ペアの選手も参加していた。「国際」だけに。

しかしここでも圧巻だったのは、大量の北朝鮮選手団のよる「金正日万歳」演技。 スケートリンクが見えないくらいの選手が出てきて、赤い旗(赤は朝鮮労働党の色、革命の色なのよ)をもって滑りまくる。

狭いリンクに人多すぎ!危ないよ!? きっと練習のときとか怪我人とか沢山でたんだろうなあ・・って北朝鮮のフィギアスケートの選手には大きなお世話でしょうね。
しかし演技のテーマは何であれ、選手たちの努力の結晶の演技は、やはり多少の感動を覚えたりした。

その後は夕暮れ時の金日成広場に立ち寄りました。

ここで妙にテンション上がってはしゃぎまくってたら、その場にいた3人位の現地の男にじろ~って見られ、その中の一人の男が私に近づいてきた。 特に何もされなかったけども、へえ、北朝鮮の男も見ず知らずの日本人女性にアピールとかするのね。

その後切手屋さんに行く。北朝鮮マニアなら生唾ものの沢山の珍しい切手があって、なかでも一番レアだったのが、 2003年の9月17日の小泉訪朝時の切手。
正日と小泉が握手してるやつ。他にもテポドン発射の切手(ガイドさんには人工衛星発射と説明されたがが)、北朝鮮の電車の切手とかいろいろ面白い切手があって、沢山購入しました。

そしてホテルにもどって食事をとって3日目も無事終了。
ここのテレビ放送って、例の朝鮮中央放送もやってるけど、プロバガンダ風コテコテのドラマばっかり放送している。もうおおげさ、わざとらしい演技、ベタな展開。 バスケ青春ドラマみたいのがあって、残り時間ギリギリに放った3Pシュートが決まり軌跡の逆転勝利で感動のうちにハッピーエンド、みたいな。言葉わかんないけど、楽しめちゃうのですねー。

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